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【解説】『メン・イン・ブラック:インターナショナル』過去作へのリスペクト、懐かしのファン楽しませる

メン・イン・ブラック:インターナショナル
Agent M (Tessa Thompson) and Agent H (Chris Hemsworth) in Columbia Pictures' MEN IN BLACK: INTERNATIONAL.

地球に生息するエイリアンを監視する秘密組織「MIB」のエージェントたちをユーモアたっぷりに描く『メン・イン・ブラック:インターナショナル』が、2019年10月23日(水)よりブルーレイ&DVDリリースとなる(デジタル配信中)。

『メン・イン・ブラック』といえば、ウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズの名コンビによって支えられた人気シリーズ。今作『メン・イン・ブラック:インターナショナル』は、その世界観を受け継ぐ正統な続編で、決してリメイクやリブートではない。だからこそ、過去作へのリスペクトも自然と大きい。この記事では、これまでのシリーズのファンでもしっかり楽しめる本作のポイントを解説しよう。


『メン・イン・ブラック』正統な続編

メン・イン・ブラック2
(c) 2002 COLUMBIA PICTURES INDUSTORIES, INC. ALL RIGHTS RESERVED.

本作の監督は『ストレイト・アウタ・コンプトン』(2015)や『ワイルド・スピード ICE BREAK』(2017)など、キャラクターの観せ方を心得えたF・ゲイリー・グレイ。「ウィルとトミーに対するファンの愛情は深く理解した上で企画に入りました。彼らの代えを作るのではなく、新たなチームを加えようとしているのです」と説明する

そのため、シリーズおなじみの面々が多数登場。前作『メン・イン・ブラック3』(2012)で、亡くなったエージェントZに代わってMIB本部長に就任したエージェントOも、もちろんエマ・トンプソン続投で再登場する。印象的なニューヨークのMIB本部入り口でいつも新聞を読んでいる守衛や、喋るパグ犬のフランク、陽気なワーム・ガイなど、懐かしい仲間たちに再会しよう。

メン・イン・ブラック:インターナショナル

製作には、過去3作に加え、1997年〜2001年のTVアニメシリーズまで手掛けたウォルター・F・パークスが続投。「前3作は、ウィルとトミーならではのケミストリーや、バリー(前3作監督のバリー・ソネンフェルド)のコミック的アプローチに非常に支えられていました。だから、鮮烈な個性に、あの関係性を継承する役者が必要だったんです」と語り、「幸運にも、その種を『マイティ・ソー』で見つけた」と振り返る。

そう、本作でウィルとトミーに変わってバディを組み合うのは、マーベル映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)で絶妙なコンビワークを魅せたクリス・ヘムズワースとテッサ・トンプソンだ。天然お茶目上司のヘムズワースに、ツッコミはトンプソン。『マイティ・ソー』のお笑い要素が恋しいマーベル・ファンも楽しめる。

ヘムズワースは「トミー・リー・ジョーンズとウィル・スミスが築いたオリジナル・シリーズが大好きです。このシリーズに飛び込めると聞いた時は興奮しましたし、同時にシリーズの良さを活かせるだろうかと不安もありました」と明かした上で、「前作までの旅を継続しながらブラッシュアップして、インターナショナルでエネルギッシュな作品にすることができたと思います」との自信を語っている。

メン・イン・ブラック:インターナショナル

個性豊かなエイリアンたち

『メン・イン・ブラック』シリーズといえば、見た目も中身も個性的なエイリアンの存在が欠かせない。彼らは人間の姿に化けて地球に潜んでいるという設定だ。その正体にはギョッとさせられるが、MIBのエージェントが当たり前のように接しているギャップが見どころだ。

このシリーズの素晴らしいポイントとして、ヘムズワースは「エイリアンを特別扱いしないこと。背景にいたり、時々寄ったりする」と語る。「普段は隠れているから、見えた時は強烈なほうがいい」と言うように、本作でも個性的なエイリアンが次々と登場するので楽しい。

メン・イン・ブラック:インターナショナル
MIB agents in the MIB London office in Columbia Pictures’ MEN IN BLACK: INTERNATIONAL.

そんなエイリアンたちの特殊メイクを前3作で手掛けていたのはリック・ベイカー。例えば、第1作目でバグに身体を食われた農夫のエドガーは、ドラマ「Marvel デアデビル」キングピン役でも知られるヴィンセント・ドノフリオに特殊メイクを施したものだった。ベイカーはこの仕事で、アカデミー賞最優秀メイクアップ賞にも輝いている。

2015年をもって引退したベイカーに代わって、本作ではジェレミー・ウッドヘッドがシリーズの肝であるエイリアン造形の責任を託されている。ウッドヘッドは『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)や『ドクター・ストレンジ』(2017)といったマーベル映画でも活躍する実力者で、ポール・ベタニーをヴィジョンに仕上げているのも彼の技術によるものだ。『メン・イン・ブラック:インターナショナル』では、エイリアンのスケッチを400〜500点も描いて製作に挑んだという。

ダニー・エルフマンのテーマ曲

ちょっぴりレトロで妖しげな、おなじみのテーマソングも再演。作曲のダニー・エルフマンは、オリジナルの楽曲を大切にすることを強調する。「ジェームズ・ボンドや『スター・ウォーズ』が教えてくれるように、テーマ曲の再使用はみんなを喜ばせてくれる。このシンプルな教えを守らない人もいるのには驚きですよ。」

エルフマンが本作の楽曲で心がけたのは、懐かしさと新作らしさの融合だ。「新鮮さを直感的に感じさせながら、観客が聴きたい要素を取り入れること。“懐かしい友よ!”と感じてもらいたい。」聴き慣れたあのメロディが流れた瞬間、すぐに『メン・イン・ブラック』の世界に舞い戻ることができる。

『メン・イン・ブラック:インターナショナル』

メン・イン・ブラック:インターナショナル
Em (Tessa Thompson) and H (Chris Hemsworth) in Columbia Pictures’ MEN IN BLACK INTERNATIONAL.

タイトルに“インターナショナル”とあるように、冒険の舞台は世界中に拡大。これまではニューヨークが舞台になっていたところ、本作ではモロッコ、ロンドン、パリと様々なエリアを訪れる。「舞台が広がって、新しいフィーリングやエナジーが得られるところに興味を惹かれました。」(クリス・ヘムズワース)

全てがスケールアップした本作では、MIB内部にスパイが潜入しているという事態を受け、エージェントH(クリス・ヘムズワース)と新人エージェントM(テッサ・トンプソン)が世界各地を舞台に奮闘。真相に近づくにつれ、地球の存亡をかけた大事件に発展していく。黒いスーツにサングラス、胸の内ポケットにはニューラライザー。おなじみの世界観の中で、新しい冒険に身を投じよう。

映画『メン・イン・ブラック:インターナショナル』は、本日2019年10月23日(水)よりブルーレイ&DVD 発売・レンタル開始。デジタル先行配信中。

■ブルーレイ&DVDセット 4,743円+税(2枚組)

■4K ULTRA HD&ブルーレイセット 6,800円+税(2枚組)

■メン・イン・ブラック 4ムービー・コレクターズBOX(ブルーレイセット)【初回生産限定】 8,900円+税(4枚組)

発売・販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
© 2019 Columbia Pictures Industries, Inc., Hemisphere-Culver III, LLC and Tencent Pictures (USA) LLC. All Rights Reserved.

Source:EW,Billboard

Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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