バットマンからバードマン、そしてバルチャーへ ─ 『スパイダーマン:ホームカミング』マイケル・キートン、バルチャーは「共感できる」ヴィラン

映画スパイダーマン:ホームカミング』で、スパイダーマンの宿敵バルチャーを演じたのはマイケル・キートンだ。今回はスパイダーマンを圧倒する恐ろしきヴィランを魅力たっぷりに演じたマイケル・キートンの経歴や、バルチャーに対する思いなどについてご紹介しよう。

俳優、マイケル・キートン

スパイダーマン:ホームカミング

©Marvel Studios 2017. ©2017 CTMG. All Rights Reserved.

マイケル・キートンは1951年9月3日生まれ、アメリカ出身の65歳だ。スタンダップ・コメディアン、カメラマンとしても働いていた彼が映画デビューを飾ったのは、ロン・ハワードが監督を務めた『ラブ IN ニューヨーク』(1982)。後にティム・バートン監督の『ビートルジュース』(1988)や『バットマン』(1989)に出演し人気を不動の物にする。

近年ではアカデミー賞作品賞を受賞した『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(2014)での演技が印象的だ。DC映画『バットマン』でブルース・ウェイン/バットマンを、『バードマン』ではかつてヒーローを演じていた元スター俳優という役を演じたマイケル・キートンが、スパイダーマン:ホームカミングにて悪役を演じる。しかもバルチャーはバードマンと同じく翼を持ったキャラクターなのだから面白い。

「バルチャーに共感できるところも」

マイケル・キートンはホームカミング』で演じたエイドリアン・トゥームス/バルチャーについて、COLLIDERのインタビューにてこう語っている。

「彼が少し被害者である所に魅力を感じたんだ。彼は被害者の意識を感じる事で、自ら(が選んだ悪の道)を正当化してしまう。トゥームスは上流階級の人々は全てを手にしていると思っているんだよ。そして、たくさん働いているにも関わらず多くのものを持っていない人々もいる。これって今の政治情勢を考えると、他人事に思えなくないかな?」

またVARIETYのインタビューでは「バルチャーは思っていた以上に、とても興味深いヴィランだ。演じていて面白いよ!」とも話していた。「バルチャーに共感できるところもあるかもしれない、って思うのさ」

“バットマン”愛は底知れず

圧巻の存在感で『スパイダーマン』作品に登場したマイケル・キートンだが、かつてDC作品のヒーロー『バットマン』にはかなり思入れがあるようだ。

米ABCの人気テレビ番組『ジミー・キンメル・ライブ』にキートンが出演した時のこと。ジミー・キンメルが「僕はスパイダーマンが大好きなんだ!彼はコミックで一番好きなヒーローだよ」とコメント。それを聞いたキートンは「なんだって?俺はバットマンだぞ!」と怒ってみせるお茶目な一面を見せた。

DC作品のバットマンから、かつては“バードマン”というヒーローだった役者、そしてマーベル作品のヒーローであるスパイダーマンの宿敵役…マイケル・キートンの俳優人生はとても興味深い。

スパイダーマン:ホームカミング』は2017年8月11日より全国で公開中。また主演を務めるマクドナルド創業者の伝記映画『ファウンダー  ハンバーガー王国のヒミツ』は2017年7月29日より公開中。圧巻の存在感を披露するマイケル・キートンをぜひお見逃しなく。

(文 : Moeka Kotaki)

Source : https://en.wikipedia.org/wiki/Michael_Keaton
http://collider.com/michael-keaton-spider-man-homecoming-interview/#vulture
http://variety.com/2017/film/in-contention/michael-keaton-spider-man-homecoming-the-founder-1201958387/
https://www.moviefone.com/2017/06/08/michael-keaton-chokes-jimmy-kimmel-liking-spider-man-batman/

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