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『ミニオンズ フィーバー』米公開、2021年7月まで1年延期に ─ 『SING/シング』続編、『ウィキッド』も玉突きの延期へ

ミニオンズ フィーバー
(C)2020 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED

米ユニバーサル・ピクチャーズは、『ミニオンズ』(2015)の続編映画『ミニオンズ フィーバー』の米国公開日を2021年7月2日に再決定したことを発表した。米Varietyなどが報じている。

『ミニオンズ フィーバー』は、当初2020年7月3日に米国公開、7月17日に日本公開予定だった。しかし、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受け、製作会社イルミネーション・エンターテインメントはフランス・パリのスタジオを一時閉鎖。これによって、予定されていたスケジュールで映画を完成させることができなくなり、やむを得ず世界公開が延期となっていた。

もともとイルミネーションは、2021年7月に、同社のヒット作『SING/シング』(2016)の続編映画『SING 2(原題)』を米国公開予定だった。しかし『ミニオンズ』続編がずれ込んだことにより、『SING 2』は2021年12月22日に延期となっている。そして、ユニバーサルが2021年12月に米国公開予定だった、同名ブロードウェイ・ミュージカルの映画版『ウィキッド(原題:Wicked)』は無期延期となった。ユニバーサル/イルミネーション作品が、早くも“玉突き状態”で延期されることが決まったわけである。

新型コロナウイルスの影響により、ハリウッドでは劇場公開作品の大幅延期が相次いでいるが、『ミニオンズ フィーバー』の丸一年延期は、その中でも最も長期にわたるものだ。スタジオの閉鎖によって作品そのものが完成していないことが、その大きな理由として考えられるだろう。もっとも現在、スタジオ各社は、初夏の米国公開予定だった作品の延期を続々決定している状況だ。仮に『ミニオンズ』が夏に間に合っていたとしても、予定通りの上映が叶っていたかはまた別問題であろう。

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Source: Variety

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。