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『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』結末、撮影中も決まっていなかった ― サイモン・ペッグが舞台裏語る

『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』ジャパンプレミア トム・クルーズ、サイモン・ペッグ、ヘンリー・カヴィル、クリストファー・マッカリー監督
©THE RIVER

トム・クルーズ主演映画『ミッション:インポッシブル』シリーズの第5作ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション(2015)は、劇場公開当時、「シリーズ最高傑作」との呼び声も高かった一本だ。しかし、その撮影現場がいわゆる“制作トラブル”に一時見舞われていたことも一部ではよく知られている。

本作の米国公開まで6ヶ月を切っていた2015年2月20日(現地時間)、米The Hollywood Reporterが、脚本・監督のクリストファー・マッカリーやトム・クルーズらが結末に満足しておらず、内容を改善するため撮影を中断していると伝えたのである。結果として、この映画はそれ以上のトラブルに発展せず事なきを得たわけだが、その撮影現場はいかなる状況だったのか……。ベンジー役のサイモン・ペッグが、劇場公開時、米CinemaBlendのインタビューで語っている。

『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』ジャパンプレミア トム・クルーズ、サイモン・ペッグ、ヘンリー・カヴィル、クリストファー・マッカリー監督
©THE RIVER

「撮影中、この映画の結末は移動祝祭日(編注:年によって日付の変わる祝日のこと)みたいなものでした」
『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』の舞台裏について、サイモンは独特のたとえで明かしている。脚本・監督をクリストファー・マッカリーという一人のクリエイターが務めたこの映画において、なぜ結末がなかなか決まらなかったのか。しかし実際のところ、“一人が務めていたからこそ”結末を決められなかったというべきなのかもしれない。

「最初に脚本はもらったんですよ。だけど、それから脚本家としてのクリストファー・マッカリーと、監督としてのクリストファー・マッカリーが対立して。(監督としては)みんなで結末をどうするかを発見したがっていたんです。なので、撮影がかなり進むまで結末の要点は見えませんでした。(終盤の対決シーンは)脚本になかったものです。だけど、撮影前から脚本にあったものをただ撮るよりも、みんなで作品を進化させるほうを全員が選んだんですよ。」

すなわち『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』は、ハリウッドの大作映画ではおおむね考えられないような、あえて悪い言葉を使うなら“行き当たりばったり”だとも捉えられかねない撮影で制作が進められていったのだ。しかし、それは奇跡ともいうべき成果を見た。サイモンも「怖かったですが、本当に映画のためになったと思います」と振り返っている。

「まるで大規模なアクションシーンに向けて、まったく違う映画を組み立てていくよう。よくあるケースだと、まるでビデオゲームみたいに、ボスがどんどん巨大になっていく。でも、こっちはそうじゃない。」

なお『ミッション:インポッシブル』シリーズの最新作『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』では、この作品に続いてクリストファー・マッカリーが脚本・監督を担当。「シリーズ最高傑作」と評された前作をしのぐ衝撃の大絶賛を受けている。

映画『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』は、2018年8月3日(金)より全国ロードショー

『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』公式サイト:http://missionimpossible.jp/

Sources: CB, THR

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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