『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』ライアン・ジョンソン監督、ツイートを20,000件削除 ─ ガン監督解雇受け

マーベル映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのジェームズ・ガン監督が、過去の不適切なツイートを問題視されディズニーより即時解雇となった件が、様々な面で影響を及ぼしている。

この騒動は、ドナルド・トランプ米大統領の支持派勢力が、反トランプ派のガン監督への報復として過去のツイートを掘り起こしたことに端を発する。この時、ガン監督のツイートを採掘して責め立てたトランプ指示派の有力者ジャック・ポソビエック氏は、解雇報道後に「これをきっかけに、何人もの著名人がTwitterを退会するだろうよ」ほくそ笑んでいた

ポソビエック氏の見立ては、一部で現実のものとなっている。『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』監督で、同作への様々な意見からしばしばTwitter上で議論の渦中にあることも少なくなったライアン・ジョンソンは、ガン監督の解雇報道後に過去のツイートおよそ20,000件を削除。指摘を受けると、ライアン監督は次のように意見を述べた。

「公式に指示されたわけではありません。また、不適切なツイートをした覚えもありません。でも、9年間も主に些細なことを書いてたわけですからね。荒らしが攻撃手段として(過去のツイートを)精査することが普通になっているのなら、当然の動きではないでしょうか。

『ナイトウィング』監督も退会

Twitterに対し消極的となったのは、ライアン・ジョンソン監督だけではない。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』でヨンドゥ役として主要な活躍を果たしたマイケル・ルーカーは、「Twitterは最低だ、もう何もしたくない」としてTwitterアカウントを削除。マイケルばかりでなく、『レゴ バットマン ザ・ムービー』(2017)を手がけ、DC実写映画『ナイトウィング』監督にも内定したクリス・マッケイも、この件を受けてか突然Twitterアカウントを削除している。

クリス・マッケイ監督は、かつてTwitter上での活動がアクティブだった1人であり、待望作『ナイトウィング』についての最新情報を積極的にツイートすることも多かった。製作準備の近況報告を行う際には事前にツイートで告知を行った上で、「脚本の初稿がもうすぐ仕上がります」などの様子を伝えていたこともあった

クリエイターや表現者たちにとって、ファンや観客との貴重なコミュニケーションの場であったSNSが、ガン監督の一件を経て「粗探しのための監視場所」とも成り果てつつある。Twitter誕生から12年。世界は、その付き合い方を見直し始めている。

Source:Variety,Comicbook.com
Eyecatch Image:Photo by Gage Skidmore

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THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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