『モータルコンバット2』試写観客が『アベンジャーズ/エンドゲーム』級の熱狂 ─ 「ジョークも大ウケ、大好評」

人気格闘ゲームの実写映画版『モータルコンバット』(2021)の続編『モータルコンバット2(原題)』が、すでに米国で実施されている試写で絶賛を受けているようだ。脚本のジェレミー・スレイターが米Comicbook.comにて明かした。
本作の米国公開日は2025年10月24日だが、スレイターによると「映画が完成してからはしばらく経っていて、ずっと最適な公開時期を待っていた」とのこと。「映画を観てもらえるのが本当に楽しみです」と前置きし、自身が試写会に訪れた際のエピソードを語った。
「何度か足を運びましたが、会場は『モータルコンバット』のファンでいっぱい。彼らのリアクションは、まるで僕が『アベンジャーズ/エンドゲーム』を観たときのようでした。歓声を上げたり席から飛び上がったりして、どのジョークもウケていたし大好評でした。自分の人生で最高の瞬間のひとつです。」
本作の撮影は2023年6月に開始されたのち、ストライキで中断されたあと2024年1月に終了。その後、短期間の再撮影を挟んだというが、しばらく時間が経っていることは確かだ。前作ではコロナ禍の影響で劇場とHBO Maxでの同時公開を余儀なくされ、理想的なリリースとは言いがたかった。それゆえに製作陣はあえて公開を急がず、最もふさわしいタイミングを慎重に見極めてきたのだろう。
続編に出演するのは、主人公コール・ヤング役のルイス・タン、スコーピオン役の真田広之、ライデン役の浅野忠信、リュウ・カン役のルディ・リン、ジャクソン・“ジャックス”・ブリッグス役のメカッド・ブリッグス、ソニア・ブレイド役のジェシカ・マクナミーが続投。さらにジョニー・ケイジ役のカール・アーバン、キタナ役のデライン・ルドルフ、アウトワールドの支配者シャオ・カーン役でマーティン・フォードらが新たに参戦する。
スレイターによると、本作ではいよいよトーナメントが開幕。キャラクター同士の激闘と、「それと同じくらい魅力的なストーリー」が同時に展開するようだ。「出演者は20人。3~4時間の大作にするのはたやすい」といい、きちんと物語の焦点を絞り込むことを大切にしたと語る。
「つねに慎重にカットしながら、自分たちが描きたいエモーショナルな物語と、観客の興味をひく物語に焦点を合わせるよう心がけました。戦闘や“フェイタリティ”、サプライズ、そして死などが、重要なシーンできちんと決まり、誰もが満足できるものにしたかったのです。うまくやれたと思っています。」
観客の反応を受け、「このためにこの仕事を始めた」とさえ言っているスレイター。「最適な公開時期を待っていた」という言葉にも、その自信とこだわりがあらわれている。前作から4年、長らく待った甲斐があったというものだ。
映画『モータルコンバット2(原題)』は2025年10月24日に米国公開予定。
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Source: Comicbook.com
Text: Hollywood, 稲垣貴俊



























