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『マッドマックス 怒りのデス・ロード』フュリオサのスピンオフ映画、シャーリーズ・セロンの続投困難か

マッドマックス 怒りのデス・ロード
© LFI/Photoshot 写真:ゼータ イメージ

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)に登場した女戦士フュリオサのスピンオフ映画(タイトル未定)に、女優シャーリーズ・セロンは続投しない見込みだ。前作に引き続き監督を務めるジョージ・ミラーは、若き日のフュリオサ役として20代の女優を探している最中とのこと。米The New York Timesのインタビューにて、ミラー監督自身が明かしている。

フュリオサは、荒廃した世界を圧倒的な恐怖と暴力で支配する独裁者イモータン・ジョーに反旗を翻し、ジョーの5人の妻の逃走計画を実行する丸刈り頭&義手の最強戦士。圧倒的な存在感で世界中を虜にした人気キャラクターだ。

前日譚の製作にあたって、ミラー監督は「長い間、シャーリーズをCG技術で若返らせようと考えてました。しかし、まだその域には達していない」と述べ、技術的な側面で断念せざるを得ない状況であることを示唆している。『アイリッシュマン』(2019)で、ロバート・デニーロやアル・パチーノなどが同じくCGで若返ったという前例を踏まえても、「少し違和感がありますね」と胸の内を明かした。また、さらなる技術向上に向けては「誰もが解決策を導き出そうとしているところです。なかでも日本人のゲームデザイナーたちが懸命に模索していますが、今のところはまだ難しいのではないでしょうか」と本音を語っている。

ちなみに、2020年3月下旬には、ミラー監督が製作開始に向けてキャストのオーディションを行っていることが報じられた。参加者には、『ミスター・ガラス』(2019)のアニャ・テイラー=ジョイなどがいるとのこと。オーディションの詳細は不明だが、繊細かつパワフルな演技を毎回見事に披露するテイラー=ジョイがフュリオサ役に抜擢されるのも決して不思議なことではないだろう。

なおフュリオサのスピンオフ映画には、『怒りのデス・ロード』に引き続き、撮影監督のジョン・シール、プロダクション・デザイナーのコリン・ギブソンが続投することもわかった。ギブソンによると、『怒りのデス・ロード』では135台の車を開発(本編では88台登場)したというが、「次回作ではそれ以上の数を用意します」と期待を煽っている。撮影時期は2021年ごろを目指しているとのことだ。

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Source: The New York Times

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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