ジョニー・デップ監督作にアル・パチーノら出演決定 ─ 芸術家アメデオ・モディリアーニを描く伝記映画

ジョニー・デップの監督復帰作『Modi(原題)』の第1弾キャストが発表された。名優アル・パチーノ、『ジョン・ウィック:チャプター2』(2017)のリッカルド・スカマルチョ、『イヴ・サンローラン』(2014)のピエール・ニネが名を連ねている。米Deadlineなどが報じた。
本作『Modi』は、イタリア人画家・彫刻家のアメデオ・モディリアーニを描く伝記映画。1916年のパリを舞台に、鳴かず飛ばずの芸術家だったモディリアーニが、“人生を変える激動の48時間”を経験する物語だ。公式のあらすじには、次のように記されている。
「警察からの逃亡中、キャリアを終えて街を離れようとするモディの願いは、ボヘミアン仲間(フランス人画家のモーリス・ユトリロ、ベラルーシ出身のシャイム・スーティン、イギリス人のミューズで恋人のベアトリス・ヘイスティングス)によって打ち砕かれる。ポーランド人の画商で友人のレオポルド・ズボロフスキーに助言を求めるモディだが、自分の人生を変えるかもしれないコレクターを前にして混乱は頂点に達する。」
主人公モディ役をスカルマチョ、ユトリロ役をニネ、アートコレクターのGangnat役をパチーノが演じる。脚本は、劇作家デニス・マッキンタイアの同名戯曲を基に、『プレッジ』(2001)『エレクトリック・ミスト 霧の捜査線』(2009)のジャージー&メアリー=オルソン・クロモロウスキが執筆。製作にはデップのほか、パチーノ、『ヴェニスの商人』(2004)などでパチーノとタッグを組んだバリー・ナヴィディが就任した。
ナヴィディは本作を「モディリアーニの人生のスナップショット」と表現し、「知名度の低さに悩む芸術家としての彼の苦悩を知ることができます」とコメント。「アルと私が、長年追求してきたプロジェクトです。素晴らしいキャストや、ジョニーが監督としてもたらすビジョン、ウィット、感性が一体となることで、夢のような作品に仕上がるでしょう」。
『Modi』の撮影は、2023年秋にブダペストで行われる予定。それに先立ち、カンヌ国際映画祭で配給権が販売される。また、現在追加のキャスティングが進行中と伝えられている。
本作でデップは、25年ぶりに映画監督業に復帰。マーロン・ブランドと共演した1997年の映画『ブレイブ』以来、2度目の長編監督作品となる。
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Source:Deadline