【ネタバレ】「モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ」第2話ラスト、アイツの名前が判明 ─ 監督が明かす

この記事には、「モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ」第2話『旅立ち』のネタバレが含まれています。

「モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ」新タイタンの名前は「イオン・ドラゴン」
ドラマ「モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ」では、2つの物語が並行して展開された。2015年、サンフランシスコでのゴジラ襲撃を経験したケイトは日本で出会った異母きょうだいのケンタロウと父親が遺した手がかりを追い、リー・ショウという元軍人へとたどり着く。もう一方では1952年のフィリピンを舞台に、未確認生物を追う日本人科学者ケイコと彼女の護衛につく若き日のリー・ショウ、そして同じ生物を独自に探す元海兵のウィリアム(ビリー)・ランダの物語が描かれた。
終盤では、ケイコとビリーがフィリピンのジャングルを抜けた先にもぬけの殻となった巨大な艦艇を発見。それは第二次世界大戦中、海軍時代のビリーが乗船していた駆逐艦だった。2人が入った船内にはそこかしこにねっとりとした体液のようなものが滴り、不吉な予感。鳴き声のような大きな音が響くと、巨大生物が現れ、2人を襲ったのだった。助けに来たショウのおかげもありなんとか船外へ脱出すると、巨大生物が全貌を見せた。その正体は、「空に炎の道を切り開く」として山の住人から伝説とされてきたドラゴンだった。
第1&2話の監督を務めたマット・シャックマンによれば、このドラゴンは「Ion Dragon(イオン・ドラゴン)」と呼ばれているという。米Newsweekとの取材で、イオン・ドラゴンがモンスター・ヴァースにおける新たなタイタンであることを認め、着想を語っている。
「イオン・ドラゴンについては、空を飛ぶクリーチャーにしたいと考えていました。インスピレーション元としてフィリピンの動物誌を参考にしながら、最初は鳥のようなクリーチャーにしようと話し合っていました。しかし、十分に恐ろしいと感じることができず、海に沈む第2次世界大戦の駆逐艦との関係性を一致させることができなかったんです。
そこで、環境にそぐわないアイデアかもしれないと思うようになりました。この船は海中に沈んでいる時に攻撃された、そして海底には奇妙で醜く、最高なクリーチャーがいるに違いない、と考えたのです。コンセプトチームがアンコウの口を参考にしたところ、これがデザイン上の転換点だと気づきました。そこからあっという間に進んでいきました。」
2019年の映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』のラストでは、世界各地で休眠状態にあったタイタン(=怪獣)たちが一斉に目覚めたことが判明。劇中では姿こそ見せずとも名前のみ言及されたタイタンも複数確認されているが、イオン・ドラゴンとの関係性は物語を追う必要がありそうだ。
その意味でも、過去の出来事を知るショウは物語のキーパーソンとも言える。ケイトとケンタロウは今後、彼と行動を共にすることになりそうだが、1952年の物語とどう繋がっていくのかにも注目していきたい。
「モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ」は第2話までApple TV+で配信中。新エピソードは2024年1月12日まで、毎週金曜日に新エピソードが配信される。
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Source:Newsweek