連続殺人鬼エド・ゲイン描く「モンスター:エド・ゲインの物語」Netflixで好調デビュー ─ 『サイコ』『羊たちの沈黙』に影響与えた実話

『パシフィック・リム』(2013)『ジェントルメン』(2019)のチャーリー・ハナム主演、Netflixの実話犯罪ドラマシリーズ「モンスター:エド・ゲインの物語」が、2025年10月3日より配信開始され、英語テレビ番組の週間ランキング(9月29日~10月5日)にて第2位となった。
「モンスター:エド・ゲインの物語」は、『サイコ』(1960)や『羊たちの沈黙』(1991)にも影響を与えたといわれる連続殺人鬼エド・ゲインによる事件と、後年にわたる影響を描いた実話犯罪ドラマ。同じく実在の殺人犯を描いた「ダーマー モンスター:ジェフリー・ダーマーの物語」(2022)と、「モンスター:メネンデス兄弟の物語」(2024)に続く、アンソロジー・シリーズ「モンスター」の第3シーズンだ。
「ダーマー」と「メネンデス兄弟の物語」を手がけたのは、「アメリカン・ホラー・ストーリー」「アメリカン・クライム・ストーリー」のライアン・マーフィー。「エド・ゲインの物語」はマーフィーからイアン・ブレナンにクリエイターがバトンタッチした初めてのシーズンとなった。
米Deadlineによると、「エド・ゲインの物語」は10月3日(金)~5日(日)の3日間で視聴回数1,220万回を記録。シーズン2「メネンデス兄弟の物語」が木曜日から日曜日までの4日間で視聴回数1,230万回だったことと比較すると、やや優れた記録となった(平均視聴回数は「メネンデス兄弟の物語」が1日あたり約300万回なのに対し、「エド・ゲインの物語」は約410万回)。
また、シーズン1「ダーマー」は配信開始直後、水曜日から日曜日までの5日間で視聴回数2,190万回(1日あたり約440万回)を記録していた。したがって、「エド・ゲインの物語」は「ダーマー」に匹敵する数字と言える。
各シーズンでタイトルロールを演じてきたのは、「ダーマー」が『X-MEN』シリーズのエヴァン・ピーターズ、「メネンデス兄弟の物語」が名優ハビエル・バルデム&クロエ・セヴィニー、そして「エド・ゲインの物語」がチャーリー・ハナム。出演者の顔ぶれが視聴回数にどれだけ影響しているかはわからないが、題材となった殺人鬼の知名度はジェフリー・ダーマーとエド・ゲインが比較的高いと言えるだろうか?
ちなみに、Netflixの英語テレビ番組の週間ランキングでは、トニ・コレットら出演のミステリー・スリラー「背反の町」が2週連続No.1を獲得。第3位は「ピーキー・ブラインダーズ」のスティーブン・ナイトが、ギネスビールの創業者一族を描いた「ハウス・オブ・ギネス」だった。
Netflixシリーズ「モンスター:エド・ゲインの物語」は独占配信中。「モンスター」シリーズは第4シーズンも企画進行中だ。
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Source: Deadline