『バイオハザード』製作陣が手がける、映画版『モンスターハンター』に期待できる理由
日本でも12月に公開される『バイオハザード』シリーズの最終作『バイオハザード:ザ・ファイナル』は、人気モデル・ローラが出演する事もあり、かなり期待が高まっている。この『バイオハザード』シリーズを全作脚本担当、そして2、3作目を除いて監督してきたのは、(ミラ・ジョヴォヴィッチa.k.aアリスと結婚して夫になり父となった)ポール・W・Sアンダーソンだ。
しかし、安心していただきたい。
ポール・W・S・アンダーソンは既に次なるプロジェクトに取りかかっていたのだ。 そしてそれは、またもや世界的に人気の高いゲームを原作とした映画である。
『バイオハザード』製作陣が手がける映画版『モンスターハンター』
『モンスターハンター』は、『バイオハザード』と同じカプコンが制作している、世界的に人気の高いゲームだ。日本での人気はとりわけ高い。男性だけでなく女性にも、一度はやったことがあるという人もいるのではないだろうか。
その『モンスターハンター』の映画版を、ポール・W・S・アンダーソン、そして彼と長年タッグを組んできた映画プロデューサー、ジェレミー・ボルトが手がける事となっている。
ポール・W・S・アンダーソン監督
シリーズ5作目の『バイオハザードV リトリビューション』から『ザ・ファイナル』までに、このタッグは『ポンペイ』という作品を発表しているが、あまりヒットせず残念な結果となった。そもそも『バイオハザード』での期待を背負っている分、シリーズ以外の作品を手がけるとなると、多少なりともプレッシャーがかかっているはずだ。
しかし、監督・脚本のポール・W・Sアンダーソンは、映画版『モンスターハンター』の脚本の初稿を既にあげているそうだ。
主人公は凡人?
将来性のない仕事に就く平凡な主人公。しかし、彼は実は古代の英雄の末裔であったのだ。そんな彼は、神秘的な旅に出なければいけなくなってしまう……我々のこの世界が破壊される前に……。
主人公の職業が未だ不明だが、その辺のサラリーマンだったとしたら、これほど鬼アツな設定はないのではないだろうか。
毎日会社に行って、見込みもない仕事を続ける平社員。そんな彼が実はなんだか凄い末裔で、自分が今いる世界を守るためにもモンスターのいる世界にトリップしなければならないという事だ。まるで、『モンスターハンター』ファンの妄想の世界といっても良いのでは!
「自分も実は末裔で、世界を救うためにドラゴンと戦う使命があるんだ……」と、中二病チックな妄想が実現されるような……まさに共感必至となりそうだ。
また、ポール・W・Sアンダーソンは以下のようにも続けている。
「世界観の作り方としては、正直言うとスターウォーズっぽい感じになるかもしれないかな。『モンスターハンター』には本当に中心となっているキャラクターが存在しないから、僕らが最初の『バイオハザード』でアプローチしたような、オリジナルキャラクターやストーリーをその世界観にあわせていこうと思っているよ」
迫力あるドラゴンなど、クリーチャーのVFXを手がけるのは
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