『ハリー・ポッター』を観返したいあなたへ!今になって考えるといろいろ気づくトリビア集

11月23日に公開された『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』、みなさんもうご覧になりましたか?また改めて『ハリー・ポッター』シリーズを観返そうかな……と思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は「こう解釈してみるとおもしろい!」「こう突っ込んでみるとおもしろい!」、今だからこそ振り返りたい『ハリー・ポッター』シリーズのあれこれやトリビアをお送りしたいと思います。
ドラコ、学園生活の出鼻をくじかれた件
たくさんの魅力的なキャラクターが登場する『ハリー・ポッター』、その中で最もいじられ憎まれ愛されているキャラといえばやっぱりこの方。ドラコ・マルフォイくんではないでしょうか?
いじめっ子で知られているドラコですけれど、やっぱりなんだか嫌いになれないんですよね。
『ハリー・ポッターと賢者の石』のこのシーン、皆様覚えていますでしょうか。新入生たちがホグワーツに到着し、大広間の宴会の前でのこのシーン。
ドラコはホグワーツでの生活に胸を膨らませていました。魔法一家で育ったドラコは、ハリー・ポッターという少年の話をさんざん聞かされて育ったはず。
父親がルシウス・マルフォイですからそんな「英雄!」という感じには聞かされてはないかもしれませんが、きっとドラコはこう思っていたはずです。「僕と同い年なのにめちゃくちゃ有名人じゃん!お友達になりたい…」そしてその芸能人的存在ハリー・ポッターとついに対面! 意を決して話しかけます。
ただその横にはなんということか、同じ魔法一家でも格下(笑)と思っているウィーズリー家の息子がいるわけですね。「先を越された!」とめちゃくちゃ羨ましくなってしまったドラコはついついかわいくない口をきいてしまいます。
「僕が友達の選び方を教えてあげよう!」
とまあ、ドラコなりに頑張って話しかけたわけですが案の定ハリーには「や、友達は自分で選ぶんで」とあっさり玉砕、傷心のドラコ。
ここでもしハリーが“スリザリンに入りそうなやつはみんなヤバイ”という偏見を持たずに2人が握手していたら、親友とはならずとも普通に友達になっていたら……後半では、もっとセンチメンタルな気分になる友情ストーリーがきっと生まれていたのでは?
ハリー・ポッターに残念ながらふられてしまったマルフォイは、クラッブとゴイルという ルックス的にもよろしくない子分と学園生活を過ごすはめになります。
ニュート・スキャマンダーがまさかの登場してた件
『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の主人公、魔法生物学者のニュート・スキャマンダー。ハリーたちが使っている教科書「幻の動物とその生息地」の作者でもあり、『ハリー・ポッター』シリーズの時代にはハリーたちのおじいちゃんぐらいの年。
そのニュート・スキャマンダーが、一瞬だけ登場しているシーンがあるんですよ。
『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』で出てきた「忍びの地図」を皆さん覚えていますでしょうか。ホグワーツの今どこに人がいるか1発で分かる、ジェームズ・ポッター、リーマス・ルーピン、シリウス・ブラック、ピーター・ぺテグリューが作った地図です。その忍びの地図に、“ニュート・スキャマンダー”という名前が現れているんです!
なぜニュート・スキャマンダーがこの時ホグワーツを訪れていたかは不明ですが、ファンタビシリーズが進むにつれていずれ明かされる時がくる・・・かも。ぜひぜひ忍びの地図が登場するシーンは、目をこらしてニュート・スキャマンダーを探してみてください。
ドラコ、 絶対にあのコが好きだった説
またしてもマルフォイの話題です。彼が最も憎まれ口を叩き、でも最も話しかけていた子といえば…あの子しかいませんよね、ハーマイオニー・グレンジャー。
純血主義のドラコはマグル出身のハーマイオニーに対して「穢れた血」とひどいことを言いつづけます。めちゃくちゃハーマイオニーを傷つけているんですけれど、でもなんだか“好きな子はいじめたくなっちゃう”ツンデレ男子にしか見えない気がしませんか・・・?
実際ハーマイオニーのことをどう思っていたかは分からないですけれども、絶対にドラコの青春は甘いものではなかったはず。彼の“彼女”は映画でも原作でも描かれていませんでしたが、“いい感じの子”として登場していたのはパンジー・パーキンソンという女の子。
ドラコに膝枕したり、ヒッポグリフに蹴りを食らった時に心配するなどといった様子が描かれています。
おそらくドラコが好きだったというより、スリザリンの中でブイブイいわせていたドラコに彼女が思いをよせていた…という感じ。ちなみにパンジーのルックスは“いかれた雌牛”、“脳震盪を起こしたトロール”という感じらしい(ハーマイオニー談)ので、かなり残念な子というのは間違いありません。
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