『007』作曲家モンティ・ノーマン死去、94歳 ─ 映画プロデューサー、追悼コメントを発表

『007』シリーズのテーマ曲を手がけたことで知られる作曲家・歌手のモンティ・ノーマンが、94歳で死去したことが分かった。本人の公式ウェブサイトで発表された。
ノーマンの逝去後に公開された声明によると、ノーマンは現地時間2022年7月11日に亡くなったとのこと。患っていた病気と短い闘病の末、息を引き取ったという。
1928年にイギリスで生まれたモンティ・ノーマンは、世界で最も有名なスパイ映画シリーズ『007』で「ジェームズ・ボンドのテーマ」を作曲したことで知られる。世界的成功を収めるまで、ノーマンは英ウエストエンドに拠点を置き、『女体入門』や『Irma La Douce(原題)』といったミュージカル作品の作曲も務めた。
ノーマンが手がけた『007』のテーマ曲は後世の作曲アーティストに影響を与え、時には盗作騒動も巻き起こったほど。「ジェームズ・ボンドのテーマ」は、6代目まで引き継がれた映画『007』シリーズでも、作品のアイコンとして使用され続けている。
このたびの訃報を受け、『007』映画シリーズでプロデューサーを務めるバーバラ・ブロッコリとマイケル・G・ウィルソンがSNSを通じて追悼文を公開。「本日、モンティ・ノーマンの訃報に接し、大変悲しんでおります。モンティは、世界で最も偉大なスパイ007の映画での登場シーンを彩る賛歌を作り上げてくださりました。彼のフランチャイズへの貢献を永遠に感謝いたします」と故人を偲んだ。
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ご冥福をお祈りします。
Source:Monty Norman The Guardian