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マーベルドラマ「ムーンナイト」企画順調、カンヌ選出のエジプト人監督が就任

マーベル

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のドラマシリーズ「ムーンナイト(原題:Moon Knight)」の企画が順調に進行しているようだ。主人公マーク・スペクター/ムーンナイト役でオスカー・アイザックが出演交渉に入っているとの報道に続いて、監督決定の報が伝えられている。

Deadlineによると、「ムーンナイト」監督に就任したのは『護送車の中で/クラッシュ』(2016)のモハメド・ディアブ。エジプト出身であり、現地の社会問題をスリラー、アクションといったジャンルの中で取り扱ってきた。監督デビュー作『Cairo 678(原題)』(2010)は各国の映画祭で高く評価され、『護送車の中で/クラッシュ』は第69回カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門に選出されている。

コミック『ムーンナイト』は、心の病を抱えた元傭兵のマーク・スペクター/ムーンナイトが任務中に重傷を負い、エジプトの“月の神”であるコンシューと契約を結び、自称・神の化身として蘇る物語。エジプトと強い結びつきのある内容であることから、モハメドの起用に至ったものと推測される。フィルモグラフィから鑑みるに、社会派スリラーとしての要素をはらんだシリーズになることも期待できそうだ。脚本・製作総指揮は「アンブレラ・アカデミー」(2019-)のジェレミー・スレイターが務める。

「ムーンナイト」の映像化はコミックファン待望の企画だが、主演俳優や監督にまつわる情報が入ってきたことで、いよいよ実現が迫っていることがうかがえる。このほか、マーベル・スタジオは2020年内に「ワンダヴィジョン」をDisney+で配信予定。「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」「ロキ」の撮影が進行中であるほか、「ホークアイ」「Ms.マーベル」「シーハルク」(いずれも原題)の企画も進行中だ。

ドラマ「ムーンナイト(原題:Moon Knight)」の撮影時期は未定。

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Source: Deadline

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。