『モービウス』監督、「自分の仕事に誇りを持っています」─ 作品への批判を受けてコメント

『ヴェノム』シリーズにつづくマーベル・ヴィラン映画、『モービウス』が度重なる延期を経てついに公開を迎えた。しかし、米映画評論サイト「Rotten Tomatoes」では、本記事時点で批評家スコアが「16%」となっており、ネガティブなレビューが散見されている。メガホンをとったダニエル・エスピノーサ監督はこの状況を把握しているようだ。
ComicBook.comのインタビューにてエスピノーサ監督は、批評家からの厳しい意見について「あまり気にしすぎないようにしています」と本音をこぼした上で、「友人には、“利口な”意見だけを送ってもらうように頼んでいます」と説明している。
批評家からの意見は否定的なものが多いものの、Rotten Tomatoesにおける観客からの評価は、「70%」と概ね好評なものとなっている。エスピノーサ監督によると、「良い意見も、悪い意見も」と両方の意見に耳をしっかりと傾けているとのことだ。一方、Insiderのインタビューでもまた、監督は否定的な評価についての想いを打ち明けていた。
「初めての長編映画を撮ったのは、『Babylon Disease(英題)』という小規模な映画だったんです。お酒を飲み少し酔っていたある日、地下鉄を使って帰宅しているときに、“あなたの長編映画の2番目のシーン、どこが悪かったのか教えてあげます”と、ある人に車内で声をかけられたことがありまして。“まぁ、わかりました”という感じになりました。私が言いたいのは、これだけ公になるようなもの作るのは不思議なものだってことですね。」
「自己嫌悪は大いにあるので、自分の作品に対する批判もたくさんあります」と続ける監督だが、「常に向上させることに努めていますし、自分がやってきたことに誇りを持っています。どの作品にも本当に誇りと感じられるものがありますから」と映画製作への前向きな思いを語った。
『モービウス』は公開中。
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Source: ComicBook.com , Insider