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『ブレードランナー』『エイリアン』に続くリドリー・スコット作品ドラマ化意向が明らかに ─ 「エイリアン:アース」は「『SHOGUN 将軍』に匹敵する」と自信

エイリアン:アース
(c) 2025 Disney and its related entities

リドリー・スコットと故トニー・スコットが設立した映画製作会社スコット・フリー・プロダクションズは、「ブレードランナー 2099」や「エイリアン:アース」に続き、スコット兄弟の映画作品に基づくドラマシリーズをさらに製作する意向だという。同社CCOのデヴィッド・W・ザッカーが米Varietyに語った。

「ブレードランナー 2099」は『ブレードランナー 2049』(2017)の50年後を描くシリーズ。ミシェル・ヨーらが出演する。主要撮影は2024年に完了しており、2026年のリリース予定。

「エイリアン:アース」はリドリー・スコットによるオリジナル版『エイリアン』の2年前である2120年の地球が舞台のシリーズ。日本時代劇「SHOGUN 将軍」で天下統一を果たしたFXとディズニーによる作品で、2025年8月13日にディズニープラスで配信開始となる。

エイリアン:アース
(c) 2025 Disney and its related entities

スコット・フリー・プロダクションズはこれまでも「アンドロメダ・ストレイン」(2008)や「昏睡病棟-COMA- Coma」(2012)といったドラマシリーズを手がけている。、「ブレードランナー 2099」「エイリアン:アース」がうまくいけば、スコット兄弟による映画をさらにシリーズ化したいという。作品候補は明言されていないが、二人が生涯手がけた映画作品は多数あり、絞り込み予測が難しいほど。

ドラマ化では、映画と全く異なるものに仕上げるというのがザッカーのモットー。「エイリアン:アース」では、シリーズ監督のノア・ホーリーがコーエン兄弟の映画から着想を得て「FARGO/ファーゴ」(2014-)を手がけた手腕を発揮しているという。

『ブレードランナー』と『エイリアン』をドラマ化するという試みについて、これまでは困難だったとザッカーは話している。「その野心と、経済的に求められるものの両面において、手が届かなかったのです。それから率直に、コンセプトを考えることと、そのコンセプトに見合うクリエイターを見つけることも難題でした。個人的には、この2つのタイトル、あの種のアイコン的な地位を持つ作品に触れることは、極めて恐ろしかったのです」。

その試みはうまくいったようで、ザッカーは目下「エイリアン:アース」に大きな自身を見せている。製作のFXによる大評判作の「SHOGUN 将軍」に匹敵する出来だと自負。同シリーズの成功について「本当に嬉しかったです。ああいう大胆な試みは、かつてのテレビでよく見られたものでしたから。FXの取り組みが報われたことがすごく嬉しい。シーズン2も上手くいってほしいです」とエールを送った。

エイリアン:アース
(c) 2025 Disney and its related entities

「エイリアン:アース」は2025年8月13日にディズニープラスで配信開始。

Source:Variety

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から企画制作・執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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