世界中で社会現象を巻き起こした『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』3部作で知られるピーター・ジャクソンが製作・脚本を務める冒険ファンタジー超大作『移動都市／モータル・エンジン』が、2019年3月1日（金）より公開となる。

イギリス作家フィリップ・リーヴのファンタジー小説「移動都市」を原作とする本作の舞台は、たった60分で文明を荒廃させた最終戦争から数百年後の世界。残された人類は地を這う移動型の都市で暮らす事を選択し、地上は、都市同士が捕食しあう弱肉強食の世界へと姿を変えていた。この荒れ果てた地は、巨大移動都市・ロンドンによって支配されていた。ロンドンは捕食した都市の資源を再利用し、人間を奴隷化することで成長し続ける。小さな都市と人々は、その圧倒的な存在を前に逃げるようにして生きるしかなかった。いつ喰われるかもしれない絶望的な日々の中、その目に激しい怒りを宿した一人の少女が、反撃へと動き出す。

監督はピーター・ジャクソンの右腕として『キング・コング』（2005）では第78回アカデミー賞視覚効果賞を受賞したクリスチャン・リヴァーズ。主人公へスター役には、『アンナ・カレーニナ』（2012）でハリウッド進出を果たし、海外ドラマ「ダ・ヴィンチと禁断の謎」（2013-2015）などで活躍をみせる新鋭女優ヘラ・ヒルマー。へスターとともに壮大な冒険へと身を投じる青年トムを、俳優として『ムーン・ウォーカーズ』(2015)に出演するほかプロデューサーとしても活躍している俳優ロバート・シーアンが務めるなど、物語に新鮮さと深みを与えるピーター・ジャクソン作品ならではのフレッシュな面々が集結。さらに『ロード・オブ・ザ・リング』、『ホビット』３部作でもおなじみのヒューゴ・ウィーヴィング、『アバター』(2009)や『ドント・ブリーズ』(2016)のスティーヴン・ラングといった演技派俳優陣が脇を固める。

『移動都市／モータル・エンジン』グローバルプレミア

現地時間2018年11月27日、この作品のグローバルプレミアイベントが、劇中でも宿敵として描かれる“ロンドン”で開催され、現地よりレポートが到着した。

会場には新たな冒険物語の誕生を華々しく飾るピーター・ジャクソンをはじめとした主要キャスト・スタッフ陣が大集結。ピーター・ジャクソンに続き、監督を務めたクリスチャン・リヴァーズ、脚本のフィリッパ・ボウエン、主人公のへスターを演じたヘラ・ヒルマー、へスターとともに壮大な冒険へと身を投じる青年トムを演じたロバート・シーアン、ロンドンの指導者ヴァレンタインを演じたヒューゴ・ウィーヴィング、へスターやトムとともに旅をする反移動都市同盟のリーダーのアナを演じたジヘ、謎の追跡者のシュライクを演じたスティーヴン・ラングといった豪華キャスト・スタッフ陣が登場した。

製作・脚本を手掛けたピーター・ジャクソンは「たくさんの方々に映画館へ足を運んでほしい！この映画を観て楽しいひと時を過ごしてくれたら最高です。新鮮かつすばらしいキャストたちは、映画のキャラクターとうまく混じって、世界観と合致しています。彼らは本当に映画の中に生きているんです」と自信満々にコメント。

監督のクリスチャン・リヴァーズは「この映画は、とても雄大な物語と世界観、そしてユニークなキャクラターたちによって今まで見たこともないような素晴らしい作品に仕上がっています。今を生きるわたしたちや今の時代に向けてのメッセージもたくさん詰まっている映画なんです」と魅力を語った。

本作で主人公に大抜擢されたヘラ・ヒルマーは「何よりも世界的に有名な映画を生み出してきたフィルムメーカーたちと仕事をできたことはすごくエキサイティングでした。そしてへスターという役を演じることも想像力を掻き立てられる素晴らしい機会。彼女は映画を通して様々な顔を見せていくし、本当に興味深いキャラクターです。みんながこの映画を観て楽しむことはもちろん、なにか感じたことを心に残してくれることを祈っています」と興奮たっぷりにコメント。

ヴァレンタイン役のヒューゴ・ウィーヴィングは「ピーター・ジャクソンやクリスチャン・リヴァーズとは前にも仕事したことがあったから、またこうやって家族のようなメンバーでタッグを組めることはとても嬉しいです。若者たちが荒廃した世界で希望に向かって冒険していく物語にぜひ期待してください」と劇中の役どころからは想像できない満面の笑みで明かした。

映画『移動都市／モータル・エンジン』は、2019年3月1日（金）より公開。

『移動都市／モータル・エンジン』公式サイト：http://mortal-engines.jp/