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『モータルコンバット』実写映画、コロナ禍で公開延期が濃厚に ─ ただいま再撮影が進行中

モータルコンバット
https://en.wikipedia.org/wiki/File:Mortal_Kombat_Logo.svg

『ソウ』『死霊館』シリーズのジェームズ・ワン製作、同名人気格闘ゲームの新たなる実写映画版『モータルコンバット(原題:Mortal Kombat)』が、新型コロナウイルスの影響によって公開延期となる可能性が高まってきた。プロデューサーのトッド・ガーナー氏がTwitterにてコメントした。

以前から『モータルコンバット』は2021年1月15日に米国公開予定と告知されてきたが、公開を2ヶ月後に控えてなお、いまだ予告編などのプロモーションが始まっていなかった。そんな中、主演のルディ・リンらが、SNSにて『モータルコンバット』をめぐる新たな動きを示唆していたことも事実。ガーナー氏は、これが現在実施されている再撮影を指していたことを明らかにしている。

「出演者のSNSから、我々が数日間の撮影に入っていることがお分かりになったのでしょう。これは以前から計画してきたもので、(2020年)3月に予定していたものですが、パンデミックによって計画が変わりました。劇場が再開されるまで公開日は決められませんし、予告編も同じことです。」

『モータルコンバット』の本撮影は2019年9~12月に実施されていたが、その後、新型コロナウイルスの感染拡大によってハリウッドは一時停止を余儀なくされ、世界の映画館が大きな打撃を受けていた。『モータルコンバット』は予定していた再撮影を経て、映画館業界がもう少し安定したころに公開を迎える見込みということだろう。

『モータルコンバット』は1992年に第1作がアーケードゲームとして発表された、敗れた相手を惨殺する「フェイタリティ」の残虐演出が特徴の格闘ゲームシリーズ。主人公リュウ・カンを『パワーレンジャー』(2017)のルディ・リン、サブ・ゼロを『ザ・レイド』(2011)のジョー・タスリム、雷神ライデンを浅野忠信、忍者スコーピオンを真田広之、米軍中尉ソニア・ブレイドを『MEG ザ・モンスター』(2018)のジェシカ・マクナミー、ジャクソン・“ジャックス”・ブリッグスを「SUPERGIRL/スーパーガール」(2015-)メカッド・ブルックス、シャン・ツンを『ダークナイト』(2008)『スカイスクレイパー』(2018)のチン・ハンが演じる。監督はCMディレクターのサイモン・マコイッドで、本作が長編デビューとなる。

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Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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