新実写映画『モータルコンバット』に真田広之が出演、地獄から蘇った忍者演じる ─ 浅野忠信も雷神役で登場

『ソウ』『死霊館』シリーズのジェームズ・ワンがプロデュースし、同名人気格闘ゲームを新たに実写映画化する『モータルコンバット(原題:Mortal Kombat)』に、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)も記憶に新しい、日本人俳優の真田広之が出演することがわかった。米Varietyが報じている。
ゲーム『モータルコンバット』は1992年に第1作がアーケードゲームとして発表され、2019年4月にはシリーズ第11作『モータルコンバット11』が家庭用ゲームソフトとして米国で発売された。敗れた相手を惨殺する「フェイタリティ」の残虐な演出が大きな特徴だ。
報道によると、本作で真田が演じるのは“地獄から蘇った忍者”スコーピオン役。忍者組織「白井流」に所属していたが、かつて中国忍者のサブ・ゼロに殺害されたのちに復活を果たした。顔をマスクで覆っているが、その下にはドクロそのものと化した素顔が隠れており、口から炎を吐いて敵を焼き殺すというフェイタリティを持つキャラクターだ。ライバルであるサブ・ゼロ役は『ザ・レイド』(2011)のジョー・タスリムが演じるため、ファンの間で人気となっている2人の関係性には映画版でも注目が集まりそうだ。

また、ゲーム版『モータルコンバット』第1作のボスキャラクターであり、シリーズを通じての悪役といわれるシャン・ツン役には、『ゴースト・イン・ザ・シェル』(2017)トグサ役や『スカイスクレイパー』(2018)ジャオ社長役のチン・ハンが起用された。『ダークナイト』(2008)で香港企業の社長・ラウを演じていた人物である。演じるシャン・ツンは少林寺の元僧侶ながら妖術を授かっているキャラクターだ。米Deadlineによれば、シャン側の人物である、犯罪組織「黒龍会」最高幹部のカノウ役には、『ボムシェル(原題:Bombshell)』のジョシュ・ローソンが配されたという。
そのほか新たな出演者として、カノウを追う米軍中尉ソニア・ブレイド役で『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』(2017)『MEG ザ・モンスター』(2018)のジェシカ・マクナミー、役柄は不明ながら『デッドプール2』(2018)シャッタースター役のルイス・タンの起用も判明している。
新実写版『モータルコンバット』には、雷神ライデン役で浅野忠信、ゲーム版の主人公リュウ・カン役で『パワーレンジャー』(2017)『アクアマン』(2018)のルディ・リン、怪力の持ち主ジャクソン・“ジャックス”・ブリッグス役で「SUPERGIRL/スーパーガール」(2015-)メカッド・ブルックス、暗殺者ミリーナ役でオーストラリアの新人女優シシ・ストリンガーが出演する。
プロデューサーはジェームズ・ワンが務め、監督はCMディレクターとして長年活躍し、本作が映画デビューとなるサイモン・マコイッドが担当。脚本は『バイオハザード』リブート版や『Death Note/デスノート』(2017)続編に携わっている新鋭グレッグ・ルッソ。ストーリーの詳細は明らかになっていない。
映画『モータルコンバット(原題:Mortal Combat)』は2021年3月5日に米国公開予定。撮影は南オーストラリアにて2019年内に開始される見込みだ。