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シャーリーズ・セロン、ニコール・キッドマン、マーゴット・ロビー競演『ボムシェル』米予告編 ─ FOXニュースのセクハラ告発劇描く

https://www.youtube.com/watch?v=YXL33tEUA3g

『モンスター』(2003)『アトミック・ブロンド』(2017)のシャーリーズ・セロン、数々の映画賞に輝くニコール・キッドマン、そして『スーサイド・スクワッド』(2016)『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』(2017)のマーゴット・ロビーというハリウッドのトップ女優3人が競演する映画『ボムシェル(原題:Bombshell)』の米国版予告編が公開された。

人々の視線を集めながら、ロビーはエレベーターに乗り込み、「2階」のボタンを押す。すぐにセロンが乗り込んでくるが、2人はお互いの姿をまなざしながら、決して目は合わさない。そこにキッドマンが加わると、3人の間には沈黙の時間が流れる。互いが互いの顔を見ないように様子をうかがい、緊張感が高まっていくなか、キッドマンが「ここ、暑いね」と一言。キッドマンが先に、続いてロビーが2階でエレベーターを降り、セロンはその背中を見つめる。そこは米国最大のニュース局、FOXニュースのオフィスだった。

原題の“Bombshell”とは、「爆弾」や「衝撃のニュース」または「魅力的な女性」を指す言葉。本作は、2016年、FOXニュースの創立者兼CEOのロジャー・エイルズが女性キャスターたちからセクハラを告発され、同社を去るに至った出来事を描く。この事件は、ロジャー・エイルズを主人公として一連の出来事を描いたラッセル・クロウ主演のドラマ「The Loudest Voice(原題)」も製作されるなど、ハリウッドで大きな注目を集め続けてきた。

セロンが演じるのは、エイルズによるセクハラを告発したキャスターのミーガン・ケリー。キッドマンはアイルズを相手取った裁判に踏み切ったキャスターのグレッチェン・カールソンを、ロビーは番組プロデューサーという設定の架空の人物ケイラ・ポスピシルを演じる。エレベーターに3人揃った瞬間、画面の迫力がとんでもないことになっている…!

ロジャー・エイルズ役には『インターステラー』(2014)「ザ・クラウン」(2016)のジョン・リスゴー、同じくFOXニュース創立者でメディア王のルパート・マードック役には、かつて『時計じかけのオレンジ』(1971)で主演を務めたマルコム・マクダウェル。『アイ,トーニャ』でロビーと競演したアリソン・ジャネイがエイルズの弁護士役、『ゴーストバスターズ』(2016)ケイト・マッキノンが記者役で登場するほか、『レプリカズ』(2018)のアリス・イヴ、『トワイライト』シリーズのアシュリー・グリーン、『デッドプール2』(2018)のロブ・デラニーらも出演する。

監督は『オースティン・パワーズ』シリーズや『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』(2015)のジェイ・ローチ。脚本は『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(2015)のチャールズ・ランドルフが執筆した。

映画『ボムシェル(原題:Bombshell)』は2019年12月に米国公開予定

こっちはラッセル・クロウがロジャー・エイルズを演じたドラマ

Sources: Deadline, Variety, ComingSoon.net

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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