『モータルコンバット』米予告編、フェイタリティの破壊描写たっぷりで公開 ─ 真田広之、浅野忠信ら出演

同名人気格闘ゲームを新たに実写映画化する『モータルコンバット(原題:Mortal Kombat)』の米国版予告編が公開された。
1992年からアーケードなどで様々に展開されてきた原作シリーズは、敗者を惨殺する「フェイタリティ」という残虐な演出が特徴。今回の映像は、その精神をしっかりと継承したバイオレンス満載の仕上がりだ。暴力描写やグロテスク表現が苦手な方は要注意である。
Get over here! Watch the trailer for Mortal Kombat now — in theaters and streaming exclusively on HBO Max April 16. #MortalKombatMovie pic.twitter.com/eFhQhbdNUl
— Mortal Kombat Movie (@MKMovie) February 18, 2021
MMAファイターのコール・ヤングは、自身の身体に流れる伝統を知らない。外界の皇帝シャン・ツンが、最強の暗殺者サブ・ゼロを彼のもとに送り込んだ理由も理解していないのだ。家族への危害を恐れたコールは、自分と同じドラゴンマークを持つ米軍特殊部隊少佐・ジャックスの指示を受けてソニア・ブレイド中尉を探し、やがて人間界を守護する雷神・ライデンの神殿に辿り着く。この場所で、コールは外界の敵との戦いに備えるべく、リュウ・カン、クン・ラオ、カノウとともに修行に励むのだ。彼は家族を救うため、そして外界からの攻撃を阻止するため、自分自身の秘密を、そして魂に秘められた強大な力を解放できるのか……。
公開された映像は、暗殺者サブ・ゼロがジャックスの両腕を凍結、粉砕するという衝撃的なシーンから始まる。「それが初めて分かったのは7年前、ブラジルでの任務の最中だった。逃亡者を追跡していたら、ものの数秒で部隊は全滅。ターゲットには超人の能力があった」。こう語るソニアは、コールのドラゴンマークが“それ”と「同じ」だと言う。ジャックスはコールに、「それは生まれつきの痣なんかじゃない、君が選ばれし者だってことだ」と告げた。
「歴史上、世界中のあらゆる文化に、チャンピオンたちのトーナメントへの言及があった。そのドラゴンのマークは、“モータルコンバット”への招待状なんだと思う」。この言葉とともに展開されるのは、忍者・スコーピオンがクナイで敵を次々に斬殺する様子。続いて、ソニア、カノウ、リュウ・カン、ジャックス、クン・ラオ、そしてライデンが姿を見せる。「地球の運命は我々の手にある」。
アクションたっぷりの予告編では、戦士たちの戦いぶりや特殊能力、そして残虐な演出の数々を確かめることができる。サブ・ゼロとスコーピオンの対決では、サブ・ゼロが血を凍らせて武器に変えて戦えば、スコーピオンがゲームの名ゼリフ“Get over here!”を口にする場面も。これぞ格闘ゲームの映画化というべき、決まりまくった戦闘演出と画づくりの一端を堪能してほしい。
出演者はコール・ヤング役に「五行の刺客」(2019)のルイス・タン、ソニア・ブレイド役に『MEG ザ・モンスター』(2018)のジェシカ・マクナミー、リュウ・カン役に『パワーレンジャー』(2017)のルディ・リン、サブ・ゼロ役に『ザ・レイド』(2011)のジョー・タスリム、シャン・ツン役に『ダークナイト』(2008)のチン・ハン、ジャックス役に「SUPERGIRL/スーパーガール」(2015-)にメカッド・ブルックス、カノウ役に『スキャンダル』(2019)のジョッシュ・ローソン。日本人キャストとして、ライデン役に浅野忠信、スコーピオン役に真田広之が起用されている。
監督は本作で長編映画デビューとなるCMディレクターのサイモン・マコイッド。脚本は新鋭グレッグ・ルッソ、『ワンダーウーマン 1984』(2020)のデイヴ・キャラハムが執筆し、プロデューサーには『ソウ』『死霊館』シリーズのジェームズ・ワンが参加した。
映画『モータルコンバット(原題:Mortal Kombat)』は2021年4月16日に米国公開予定。本国ではHBO Maxにて同日より配信開始となる。