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『マザーレス・ブルックリン』ウィレム・デフォーは『スター・ウォーズ』オビ=ワン・ケノービ ─ 監督・主演エドワード・ノートンが力説

マザーレス・ブルックリン
© 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

『ファイト・クラブ』(2000)『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(2014)のエドワード・ノートンが、監督・脚本・主演・製作の1人4役に挑んだアメリカン・ノワール、『マザーレス・ブルックリン』が2020年1月10日(金)に公開される。

およそ20年ぶりとなる監督作品に挑んだノートンは、本作で、トゥレット障害の発作に苦しみながらも驚異の記憶力によって殺人事件の真相を追う私立探偵という難役をこなしている。「監督業と俳優業は正反対のもの」と語るノートンは、ふたつの仕事を両立すべく、入念な準備を経て撮影に臨んでいたことを明かした。

「(俳優として)演じる時に考えすぎてはいけないんですが、監督としては、全てに気を配らなくてはいけません。正反対の仕事をしながら、最高の演技を維持しなくてはいけないということなんです。だから、自分の役についてはかなり前から準備しておくんです。きちんと演技に集中するために、監督としての準備が大切なんですよ。」

マザーレス・ブルックリン
© 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. PG12

その準備ぶりたるや、ノートンいわく「『特攻大作戦』(1967)の作戦シーンのよう」。スタッフが撮影現場でノートンにあれこれ質問しなくて済むよう、「前もって緻密なプランを立てておきます。できるかぎり、撮影現場では全員が何をすべきか分かっているように。全ては考え抜かれていて、あらゆる問題が解決済み、それくらい準備をしておけば俳優に集中できますから」。

この課題にノートンとともに挑んだのが、ブルース・ウィリス、ググ・バサ=ロー、アレック・ボールドウィンという映画通好みの豪華俳優陣だ。なかでもキーパーソンを演じるのは、『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』(2017)や『永遠の門 ゴッホの見た未来』(2018、日本2019)などで映画賞に輝くウィレム・デフォー。ノートンとは、ウェス・アンダーソン監督作品『グランド・ブダペスト・ホテル』(2014)で俳優として共演した。

「(ウィレムが演じるのは)“モラル”を表す役だと思います。最初は変人のように見えるけれども、物語が進むにつれて印象が変わる。『スター・ウォーズ』のオビ=ワン・ケノービみたいなもので、ボロ着を身にまとっていても、中身はジェダイの騎士なんです。」

ノートンはウィレムについて「『ワイルド・アット・ハート』(1990)で犯罪者を、『最後の誘惑』(1988)でイエス・キリストを演じた人ですよ」と笑顔を浮かべながら話し、俳優としての全幅の信頼を明かす。「ウィレムになら任せられると思いました。僕はラッキーな監督です」。

『マザーレス・ブルックリン』

1957年、ニューヨーク。トゥレット障害の発作に苦しみながらも驚異の記憶力を持つ私立探偵のライオネルは、人生の恩人であり唯一の友人でもあるボスのフランクが殺害された事件の真相を追い始める。ウイスキーの香りが漂うハーレムのジャズ・クラブからマイノリティの人々が集うブルックリンのスラム街まで、僅かな手掛かりを頼りに、彼は天性の勘と抜群の行動力を駆使して大都会の固く閉ざされた闇に迫っていく。やがて、腐敗した街で最も危険な黒幕に辿り着くが……。

マザーレス・ブルックリン
© 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. PG12

原作は全米批評家協会賞を受賞したジョナサン・レセム著の同名小説。監督・脚本・製作・主演のノートンは、原作小説の「1999年」という時代設定を1957年に変更し、当時の犯罪映画を彷彿とさせる古典的なスタイルで現代の社会問題に繋がるテーマを描いた。ノートンが脚本を執筆するのは今回が初めてで、監督作品も約20年ぶりという渾身の一作だ。

共演者は『ダイ・ハード』シリーズのブルース・ウィリス、『美女と野獣』(2017)ググ・バサ=ロー、『ミッション:インポッシブル』シリーズのアレック・ボールドウィン、『スパイダーマン』シリーズのウィレム・デフォーなど。レディオヘッドのトム・ヨークによるオリジナル楽曲には、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリーや、ジャズ界の重鎮ウィントン・マルサリスも参加。なお、音楽のダニエル・ペンバートンはゴールデン・グローブ賞作曲賞にノミネートされている。

映画『マザーレス・ブルックリン』は、2020年1月10日(金)新宿ピカデリーほか全国ロードショー

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THE RIVER編集部
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