『マイティ・ソー バトルロイヤル』実現しなかったギャグ・シーン ─ チブデブだったソー、マルフォイ風のロキ

圧巻のバトルシーンのみならず、爆笑のコメディ要素も大きな魅力となった『マイティ・ソー バトルロイヤル』。終始笑いの絶えない131分であったが、それでもまだまだタイカ・ワイティティ監督の描きたかった笑いが全て盛り込まれていたわけではないようだ。

「ちょっとやりたいシーンがあったんでっす。もしも『マイティ・ソー4』があったなら、そっちでやってもいいかも」──タイカ・ワイティテイはこの度公開されたMTVのPodcast番組で、本編には活かされなかったギャグ・シーンのアイデアを明かしている。

「ソーが子供の頃の回想シーンです。ソーがデブのチビガキだったという。アスガルドが80年代風になっていて、みんなゴッツい肩パッドをしていて、そしてみんなマレットヘア(80年代に流行した襟足だけ長く伸ばしたヘアスタイル)なんです。

ソーとヴァルキリーが出会った時に、ソーが”ヘイ、お前のこと知ってるよ”、ヴァルキリーが”あぁ、覚えてるよ”と言って、フラッシュバックシーンが始まるんです。そしたらマレットヘアのずんぐりしたガキが他の子供たちに目をつけられながら歩いていて、ロキはエモ・ゴス少年で一人で遊んでるんです。ハリー・ポッターのマルフォイみたいな感じ。」

しかし、この突飛なアイデアは実現には至っていない。「問題だったのは、ソーがヴァルキリーのことを知らない、という設定にしなくてはいけなかったんです。そうすると、フラッシュバックのシーンはやらなくてもよくなっていった。」

チビデブ時代のソーが、おそらくオーディンの息子であることを鼻にかけて、イキり散らかしながらアスガルトを闊歩する…なんとなく映像の想像も付く気がするのは、きっと『マイティ・ソー バトルロイヤル』でタイカ・ワイティティの確立したギャグ・センスにどっぷり浸った後だからだろう。ここで語られるギャグは映像化されなかったものの、監督とソーやロキらによる笑いは『バトルロイヤル』でお腹一杯楽しむことができるし、80年代風のアイデアも劇中音楽などで色濃く現れている。

ちなみにソーやロキの子供時代と言えば、既に『マイティ・ソー』(2011)で登場してしまっているが、ワイティティ監督はその整理をどうつけるつもりだったのだろう…?

Source:http://www.mtv.com/news/podcasts/happy-sad-confused/taika-waititi/

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THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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