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『ラ・ラ・ランド』に魅せられたアナタにおススメのミュージカル映画5選

『ラ・ラ・ランド』の公開を機にミュージカル映画が盛り上がりを見せる、映画界。
日本でも2017年2月の『ラ・ラ・ランド』公開からあらゆるところでミュージカル映画に対して興味が湧いたという映画ファンを見かけることが多くなった。
そこで僭越ながら、『ラ・ラ・ランド』に魅せられた方々の為にミュージカル映画おススメ5選を紹介したいと思う。

『シェルブールの雨傘』

http://www.imdb.com/title/tt0058450/mediaviewer/rm3608556032?ref_=ttmi_mi_all_pos_23
http://www.imdb.com/title/tt0058450/mediaviewer/rm3608556032?ref_=ttmi_mi_all_pos_23

『ラ・ラ・ランド』を監督したデイミアン・チャゼルが最も影響を受けたと語る、ジャック・ドゥミ監督による映画史に残る名作ミュージカル。
港町シェルブールで暮らす20歳の青年ギイと17歳のジュヌヴィエーヴは深く愛し合っていた。
結婚を約束し合った関係であったが、アルジェリア戦争真っ只中のフランスでは20歳の青年には兵役の義務が課されており、2人は離れ離れにならなくてはならず・・・。
色彩や季節の移り変わりの表現に至るまで、『ラ・ラ・ランド』そのままと言っても過言ではない。
それほどまでにチャゼルは、この映画を愛しており、彼の創作意欲をかきたてたのだろう。
第17回カンヌ国際映画祭においてもグランプリを受賞した作品で、全編歌で構成されている所も見どころだ。
恋の始まり、終わり、そして再開とそれぞれ一つのテーマに重きを置き、戦火の渦に翻弄される切なき悲恋を感情表現豊かに映しだしており、主演のカトリーヌ・ドヌーヴの美しさにも圧倒される。
ぜひとも『ラ・ラ・ランド』の美しき世界に魅了された方々には、ジャック・ドゥミのもう一つの名作『ロシュフォールの恋人たち』と共に拝見してもらいたい

[youtube https://www.youtube.com/watch?v=kfIY0fNIJ3c&w=560&h=315]

『雨に唄えば』

http://www.imdb.com/title/tt0045152/mediaviewer/rm866587904?ref_=tt_ov_i
http://www.imdb.com/title/tt0045152/mediaviewer/rm866587904?ref_=tt_ov_i

こちらも『ラ・ラ・ランド』にてオマージュが見受けられる作品で、ハリウッドのミュージカル映画と言えば、欠かせない作品の一つ
時代はサイレントムービーからトーキーへと移行しようとしていた。そんな中、映画スターのドンとリーナは、トーキー映画に戸惑うが、そこに舞台女優を自称する、キャシーが現れ、ドンと恋に落ちるが・・・。
1952年の映画ではあるが全くもって古臭さは感じず、むしろ新鮮味すら感じる次第である。
名だたるミュージカル・スターたちが好きな作品として本作を必ず挙げるほどに有名で、後年の映画界に多大なる影響をもたらした。
主演のジーン・ケリーの惚れ惚れしてしまうほどに素晴らしいパフォーマンスやヒロインのデビー・レイノルズの魅力的な雰囲気、ドナルド・オコナーのコメディセンスなど個性豊かなキャストたちの演技にも注目だ!

[youtube https://www.youtube.com/watch?v=36QiuRc_3I8&w=560&h=315]

『マンマ・ミーア!』

http://www.imdb.com/title/tt0795421/mediaviewer/rm3758003968?ref_=ttmi_mi_all_pos_74
http://www.imdb.com/title/tt0795421/mediaviewer/rm3758003968?ref_=ttmi_mi_all_pos_74

ここまでは『ラ・ラ・ランド』が影響を受けた作品を紹介してきたが、ここからは完全に独自視点でおススメしたい作品を紹介していく。
2001年に上演された同名ブロードウェイ・ミュージカルを2008年に映画化した本作は、ギリシャのエーゲ海を舞台にホテルのオーナーであるドナの娘 ソフィーが自身の結婚式に父親を招待すべく父親候補3人を招く。
父親捜しをメインにエーゲ海の爽やかな空気感と快活な歌で構成されたミュージカルだ。
全編スウェーデンのポップ音楽グループABBAの楽曲をベースにしており、かなりポップな印象を受ける。
言ってみれば『ラ・ラ・ランド』のオープニング・パフォーマンスが108分続くような作品なので、歌って踊るミュージカルが苦手だという人にはおススメしない
しかし、とてつもなく元気をもらえる作品なので、ぜひともミュージカル映画をご所望の場合は手に取ってもらいたいもの
メリル・ストリープ、アマンダ・セイフライド、ピアース・ブロスナン、コリン・ファース、ステラン・スカルスガルド、ドミニク・クーパーなどベテランから若手まで実力派で揃えられているキャストにも注目だ。

[youtube https://www.youtube.com/watch?v=lkN-A00WLYE&w=560&h=315]

『ハイスクール・ミュージカル』

http://www.imdb.com/title/tt0475293/mediaviewer/rm2051840256?ref_=ttmi_mi_all_pos_42
http://www.imdb.com/title/tt0475293/mediaviewer/rm2051840256?ref_=ttmi_mi_all_pos_42

もしもあなたがミュージカル映画の世界にこれから足を踏み入れようとしているのなら、一番おススメなのが本作だ
ミュージカル入門編にはもってこいの作品で、筆者もこの作品がミュージカルへの入り口であったのと同時に今でも最も好きな映画である。
大晦日の夜に歌ったことをきっかけに歌に興味を持ったバスケ少年トロイと秀才少女ガブリエラ。
彼らがミュージカルのオーディションを受けたことを受け入れられない仲間たちの奔走と周りを気にせずやりたいことをやればいいというメッセージをミュージカルとしてまとめている。
全世界で社会現象を巻き起こしたほどの大ヒットミュージカルで、全3作が製作された。
とにかく何度観ても飽きず、一緒に歌って踊りたくなるというのが最大の魅力!
何より出演者たちの楽しそうにパフォーマンスする姿が観ているこちらにまで伝わってくるところが素晴らしく、勇気と感動、そして夢を与えてくれる。
ミュージカルの魅力を存分に感じられる作品であり、この作品を気に入るか気に入らないかで、青春ミュージカルを極めるか静寂な空気の漂うミュージカルを極めるか、これから進んで行くミュージカル映画道が変わってくるというものだ

[youtube https://www.youtube.com/watch?v=Cn075_DMils&w=560&h=315]

『ピッチ・パーフェクト』

http://www.imdb.com/title/tt1981677/mediaviewer/rm14264832?ref_=tt_ov_i
http://www.imdb.com/title/tt1981677/mediaviewer/rm14264832?ref_=tt_ov_i

ミュージカル映画にそこまで乗りきれないという方におススメしたいのが、本作
こちらはアカペラ・ミュージカルという異色のミュージカル作品で、全米にアカペラブームなるものまで巻き起こしたことでも知られる。
LAに行ってDJになりたいベッカは、父親に言われるがまま、大学に入学。
クラブ選びをしていた彼女の元に、アカペラグループ‘‘ベラーズ’’から入部してほしいという希望が来て・・・。
海外ドラマ「glee/グリー」のように既存の曲を独自にアレンジして、歌い上げるスタイルのミュージカルだ。
80年代の名曲から最近のヒット曲まで、幅広く網羅してるのが印象的である。
アナ・ケンドリックやブリタニー・スノウなどミュージカル経験豊富なキャストの歌声と思いのほか多く取り入れられているコメディ要素が相まって、最高のエンターテイメント作品に仕上がっている。
とにかく歌い出したくなるという点では、『ラ・ラ・ランド』と相通ずる部分があるのかもしれない

[youtube https://www.youtube.com/watch?v=F03N-ApQdmw&w=560&h=315]

『ラ・ラ・ランド』で一気にミュージカル熱が上がってしまったという映画ファンは、これをきっかけにミュージカル映画の魅力に憑りつかれてみてはいかがだろうか?
この他にも素晴らしきミュージカル映画と言うのは多数あり、どれもその世界観に引き込まれてしまう作品ばかり。
ミュージカルというジャンルにはそのような魔法が込められているのだ。
2017年は『ラ・ラ・ランド』の他にエマ・ワトソン主演の『美女と野獣』も公開となる。
このミュージカル映画の当たり年を語る上では、様々なミュージカル映画に精通しておくことをおススメする。

[youtube https://www.youtube.com/watch?v=Yxhgx-PBF88&w=560&h=315]

 

 

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Sunset Boulevard

映画・海外ドラマライター。映画ファンの方々が知りたいNEWS、評論、コラムなどを中心に他とは違った視点から注目した記事を寄稿していきたいと思っております。