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『コンテイジョン』脚本家スコット・Z・バーンズ、新作は中流家庭の転落描く悲喜劇ミュージカル ─ ドラマで「ブレイキング・バッド」製作者とタッグ

スコット・Z・バーンズ
Image by Mill Valley Film Festival (CC BY-NC 3.0) https://vimeo.com/383617536

新型コロナウイルスの影響を受け、再び大きな注目を浴びているパンデミック・スリラー映画『コンテイジョン』(2011)の脚本家スコット・Z・バーンズが、ミュージカル・アンソロジードラマ「ナショナル・アンセム(原題:National Anthem)」を手掛けることがわかった。米Deadlineなど複数のメディアが報じている。

米AMC製作による全8話構成の本作は、アメリカの中西部に暮らす中流階級の家族が社会から転落していく姿を捉えた、悲劇的で喜劇的な物語。彼らは追い込まれると、いきなり歌い出す……。

脚本・製作総指揮を務めるスコットは、『サイド・エフェクト』(2013)『ザ・ランドロマット -パナマ文書流出-』(2019)などスティーブン・ソダーバーグ監督作品でお馴染みの脚本家だ。近年は『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2020年11月20日公開)の脚本を執筆し、アダム・ドライバー主演『ザ・レポート』(2019)では監督を務めた。製作総指揮にはスコットのほか、「ブレイキング・バッド」(2008-2013)「ベター・コール・ソウル」(2015-)のマーク・ジョンソンが就任している。

音楽を務めるのは、歌手・ギタリスト・音楽プロデューサーのT・ボーン・バーネット。ボブ・ディランが1975〜1976年に行った伝説的なライブツアー「ローリング・サンダー・レビュー」ではギタリストを務めており、プロデューサーとしてはエルトン・ジョン&レオン・ラッセルなどのアルバムを手掛けている。コーエン兄弟監督『オー・ブラザー!』(2000)ではサウンドトラックをプロデュースしてグラミー賞最優秀アルバム賞に輝き、『クレイジー・ハート』(2009)の主題歌ではアカデミー歌曲賞を受賞した。また本作の作詞・作曲は、アメリカのインディーズロックバンド「The Hold Steady」のフロントマンであるクレイグ・フィンが担当。2020年3月現在、製作開始時期や出演者については不明だ。

米AMC Networks’ Entertainment GroupおよびAMC Studiosの代表サラ・バーネット氏は、本作について「我々の国、世界、地球のもろさについて描き、深く響き合う家族劇です。そして…ミュージカルですよ!」と熱く語った。また「天才スコットによって、独創的で、強烈で、皮肉で、感動的な作品に仕上がっています」と自信をにじませてもいる。

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    Source: Deadline

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    Minami

    THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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