がんを診断されたサム・ニール、寛解して俳優業復帰を報告 ─ 闘病中に執筆した回顧録も近日発売

がんを診断されたとの報道があった俳優サム・ニールが、すでにがんは寛解(症状や検査異常が消えた状態のこと。完治とは異なる)しており、仕事に復帰する予定だと報告している。
2022年3月にニールは、アラン・グラント博士役で復帰した『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(2022)の撮影中に、血管免疫芽球性T細胞リンパ腫と診断されたという。ニールは、自身がガンを診断されたことがニュースになっていることを知り、Instagramに動画を投稿。すでにがんの治療を受けて現在は8ヶ月間にわたって寛解状態にあり、1週間後には米Peacockのリミテッドシリーズ「Apples Never Fall(原題)」の撮影に入り、『ナイル殺人事件』(2020)などのアネット・ベニングと共演することを報告した。
また、がんの治療中に時間を持て余したため、『Did I Ever Tell You This?(原題)』と題した回顧録を執筆したことも明かしている。「この本ではがんについて触れています。本当は本を書くつもりはなかったんですが、治療を受けている間、何かすることが必要だったんです。仕事に行くことに慣れているから、突然仕事に行けなくなって本を書いたのですが、(レビューの)反応は良いですよ」とコメント欄に綴っている。
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回顧録では、ニールの周りで起こった面白おかしいクレイジーな出来事の数々が紹介されているとのこと。すでにニールはオーディオブック版のナレーションも録音。収録中にはオーディオエンジニアやプロデューサーが回顧録の内容に爆笑していたことも付け加えており、ニールにとって自信作となっているようだ。動画でも血色の良い元気な姿を見せたニールは、「僕は元気だから、あまり心配しないで下さいね」と投稿を締めくくっている。
『Did I Ever Tell You This?』の英語版は2023年3月23日より発売開始。「Apples Never Fall(原題)」のリリースも楽しみに待ちたい。
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Source:@Sam Neill , Deadline