アカウント共有取り締まりのNetflix、会員数590万人増加

米Netflixは、アカウント共有の取り締まりを行った後、最新の四半期決算で会員数を約590万人増加したことを発表した。米Deadlineなどが報じている。
Netflixはアカウント(=パスワード)の共有を同居家族に限定しており、2022年には同一世帯以外の人とアカウントを共有するユーザーに追加料金を課すテストを一部地域で開始していた。2023年5月には、月額7.99ドルの追加料金で合法的にアカウントを共有できるプランをアメリカで開始。日本国内では7月19日より、同一世帯以外の人とアカウントを共有しているユーザーに対し、以下のようにやんわりと警告を行うようなメールの送信が始まった。

同社のグレッグ・ピーターズ共同最高経営責任者(CEO)は、数十億ドル規模の取り組みである有料のアカウント共有について、「最初の評価が下され、それは肯定的なものだった」とコメント。「この仕組みが機能していることを実感しています。1年半にわたる社内での検討と開発の末に完成したこのスキームは、事実上世界中で展開されています」。
Netflixが19日発表した2023年4〜6月期決算は、売上高が前年同期比3%増の81億8,730万ドル(約1兆1400億円)だった。会員数は市場予測の2倍以上となる約590万人の増加。全世界の有料会員数は2億3,839万人に達した。
ピーターズCEOは、世界の全地域で売上と契約数が増加していることを強調し、顧客を維持する鍵は「ユーザーへの配慮」と「エンターテインメントを誰かに提供したときに、Netflixが相応の対価を得られるようにする仕組み」のバランスをとることだと指摘。新たな収益は「すべての人にとってより良いサービスにするために使われる」と語った。
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Source:Deadline,The Verge,Netflix