Netflixドラマ「ダーマー」シーズン2&3が製作決定、新たな人物の物語に ─ 「ザ・ウォッチャー」もシーズン2製作へ

ライアン・マーフィー&イアン・ブレナンのコンビが手掛ける、Netflixドラマ「ダーマー モンスター:ジェフリー・ダーマーの物語」のシーズン2&3が製作されることが決定した。米Varietyなどが伝えている。
本作は実在の連続殺人鬼ジェフリー・ダーマーが犯した事件を、被害者や近隣住人の視点から描いた物語。『X-MEN』シリーズのクイックシルバー役や、同じくライアン製作の「アメリカン・ホラー・ストーリー」シリーズでおなじみのエヴァン・ピーターズがダーマー役を怪演している。
同シリーズは被害者遺族から批判を浴びるなど物議を醸したが、Netflixとニールセンの配信ランキングで首位を獲得するなど大成功を収めた。今後はアンソロジー・シリーズとして展開し、シーズン2&3はそれぞれ「社会に影響を与えた恐ろしい(monstrous)人物」に焦点を当てる予定だという。
また、ライアン&イアンが手がけるミステリードラマ「ザ・ウォッチャー」もシーズン2の製作が決定。こちらも実話ベースのストーリーで、理想のマイホームを手に入れた一家が、謎の人物‟ウォッチャー”から脅迫めいた手紙を受け取るようになる。主演は『21グラム』(2003)『インポッシブル』(2012)でアカデミー賞にノミネートされたナオミ・ワッツと、『ブロンド』(2022)のボビー・カナベイル。そのほか『華麗なるギャツビー』(1974)などで知られるミア・ファロー、『キューティ・ブロンド』シリーズのジェニファー・クーリッジ、『8月の家族たち』(2013)のマーゴ・マーティンデイルなどが出演している。
シリーズの更新に関して、NetflixのグローバルTV部門責任者ベラ・バジャリアは次の声明を発表している。「視聴者は『ダーマー』と『ザ・ウォッチャー』から目が離せません。『ダーマー』のライアン・マーフィーとイアン・ブレナン、『ザ・ウォッチャー』のエリック・ニューマンのクリエイティブ・チームは、世界中の視聴者を魅了する卓越したストーリーテラーです。2つのシリーズが立て続けにヒットしたのは、ライアンの独創的な語り口が文化的センセーションを巻き起こしたからです。我々は『ダーマー』と『ザ・ウォッチャー』の世界でストーリーを語り続けることに胸を躍らせています」。
なお「ダーマー」「ザ・ウォッチャー」とも、当初はリミテッド・シリーズとして制作されていた。シーズンの更新を受けて「ダーマー」はアンソロジー・シリーズになることがわかっているが、現時点で「ザ・ウォッチャー」シーズン2に関する詳細は明かされていない。
Netflixシリーズ「ダーマー モンスター:ジェフリー・ダーマーの物語」「ザ・ウォッチャー」は独占配信中。
Source: Variety