「マジック:ザ・ギャザリング」Netflixアニメ化が頓挫

人気トレーディングカードゲーム「マジック:ザ・ギャザリング」を題材とした、Netflixのアニメシリーズ企画が頓挫したようだ。声優を担当したブランドン・ラウスが米Colliderに明かした。
「マジック:ザ・ギャザリング」は、1993年に発売された世界的トレーディングカードゲーム。四半世紀にわたって全世界で愛されており、カードゲームのみならず、テレビゲームやコミック、小説などメディアミックス作品も各国で発表されている。
2019年に同作初となるアニメ化企画が発表され、『アベンジャーズ/エンドゲーム』のジョー&アンソニー・ルッソが製作総指揮、「スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ」のヘンリー・ギルロイと「エージェント・カーター」のホセ・モリーナが脚本家に就任。しかし、のちに3人は創造性の違いを理由に離脱し、新たにアニメ「超ロボット生命体 トランスフォーマー プライム」のジェフ・クラインを中心にチームが形成されていた。その後、企画はどうなったのだろうか?
トロント国際映画祭に参加したラウスは、新作映画『Ick(原題)』に関するインタビューの中で、「マジック:ザ・ギャザリング」アニメ化企画に言及。現在の状況について、次のように見解を述べた。
「よくわかりません。声の出演はしたんですけどね。僕の知る限り、誰もプレスリリースを出していませんが、どうやら(企画は)実現しないようです。これは周知の事実のようなもの。なぜ再び(この話題が)浮上してきたのかは不明です。」
ラウスが声優を担当したのは、プレインズウォーカーのひとりで、強い道徳心と義務感を持つギデオン・ジュラ。すでに収録は完了していたものの、Netflixが人気コミック「ボーン」やバーチャルバンド「ゴリラズ」などのアニメ化企画をキャンセルしたのと同時期に、本作もキャンセルされていたようだ。
ちなみに、「マジック:ザ・ギャザリング」の映像化企画が頓挫するのは、今回が初めてではない。過去には米20世紀フォックス製作、「ゲーム・オブ・スローンズ」のブライアン・コグマンが脚本を手がける映画化企画も存在していたが、2019年に米ディズニーが同スタジオを買収した際にお蔵入りとなった。
▼ Netflixの記事
デヴィッド・リンチ生前の未製作ドラマ脚本、出版を検討中 ─ カイル・マクラクラン、ローラ・ダーン、ナオミ・ワッツが出演予定だった 娘が発表に意欲 「ストレンジャー・シングス」アニメ化、あらすじ判明 ─ 1985年舞台、新キャラクターたちがモンスターと戦う 厳しい冬のホーキンス描く 「ストレンジャー・シングス5」告知動画、Netflix史上最高の2億5000万インプレッションを記録 すさまじい注目度! 「アドレセンス」が「ストレンジャー・シングス4」超えてNetflix英語シリーズ歴代2位に ─ わずか全4話、有名スター出演なしの快挙 わずか4話で大ヒット デル・トロ監督『フランケンシュタイン』予告編公開 ─ オスカー・アイザック主演、「私の人生の全てを注いだ」と監督 人間vsモンスター
Source:Collider