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『ターミネーター:ニュー・フェイト』新女性キャラは「性差別者を震え上がらせる」 ─ サラ・コナーら女性トリオに託された思い

ターミネーター:ニュー・フェイト
c 2019 Skydance Productions, LLC, Paramount Pictures Corporation and Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.

大ヒットシリーズ『ターミネーター』の最新作、ターミネーター:ニュー・フェイトのお披露目がいよいよ2019年11月に迫っている。7月に開催されるポップカルチャーの祭典「サンディエゴ・コミコン」でも大々的にプレゼンテーションが実施されるとあって、ここから世界の注目を集めていくこと間違いなし、いわば“2019年下半期を代表する一作”だ。

本作の特徴は、リンダ・ハミルトン演じるサラ・コナーが『ターミネーター2』(1991)以来の再登場を果たすこと。同作の正統続編たる本作には、新たな女性キャラクターも加わる。ナタリア・レイエス演じる女性ダニー・ラモスと、マッケンジー・デイヴィス演じる謎の女性グレースだ。米Varietyでは、ティム・ミラー監督が、この“主要トリオ”について語っている。

「脚本家を招く前に、僕の希望で小説家の方々と話し合いました。彼らは世界を作り出す人々だし、僕たちはシリーズを再開発しているわけですからね。そこでジョー・アバクロンビーが、『ターミネーター』の映画では主要人物が3人組になる傾向があると指摘してくれたんです。そのうちの一人が“プロテクター(保護者)”。(第1作の)カイル・リースです。」

この言葉通り、『ニュー・フェイト』でプロテクターの役割を務めるのが、予告編でも異様な戦闘能力を発揮しているグレースだ。彼女は理由あってダニー・ラモスを守ることになるのである。

「未来から来る新しいプロテクターをマシン・ファイターにするのはジョーのアイデアでした。つらい人生を送っていて、身体を傷つけられ、その痛みと戦うために大量の薬を摂取している。それに、長く生きることはできない。非常に献身的な役割です。誰かを救うために死のリスクを負っているんですから。一番最初の段階から女性がいいと思っていました。[中略]身体面で役柄に合う、しかも感情面もきちんと演じてくれる女性を探したんです。マッケンジーは役を熱望してくれて、決まった後には誰よりも懸命に努力していましたよ。」

ターミネーター:ニュー・フェイト
マッケンジー・デイヴィス(中央) c 2019 Skydance Productions, LLC, Paramount Pictures Corporation and Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.

グレース役のマッケンジー・デイヴィスは『ブレードランナー 2049』(2017)や『タリーと私の秘密の時間』(2018)に出演。自ら身体を張って激しいアクションに挑むのは今回が初めてとなる。情報公開直後、アーノルド・シュワルツェネッガーではなく女性3人が押し出されたビジュアルには一部で賛否が分かれ、一部には「『ターミネーター』の主要キャストが女性ばかりなんて」という声すら聞かれた。しかしティム監督は、マッケンジーの持つエネルギーに大きな信頼を寄せている。

みなさんに見識があれば、彼女はエネルギッシュにふるまってくれるでしょう。もしも視野の狭い性差別者だったなら、彼女はみなさんを震え上がらせるでしょうね。彼女はタフで、強くて、とてもフェミニンな人。僕たちは特定の性役割を入れ替えたわけではありません。彼女は男たちも怖がらせるくらい強いんです。インターネットの反応や荒らしなんかも見られますが、僕はまったく気にしていませんよ。」

映画『ターミネーター:ニュー・フェイト』は2019年11月8日(金)全国ロードショー

『ターミネーター:ニュー・フェイト』公式サイト:http://www.foxmovies-jp.com/terminator/

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Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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