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アメコミの巨匠スタン・リー、御年93歳にして新たなヒーロー・シリーズ『ニトロン』をコミック・映画・テレビでクロスメディア始動

かつてマーベル・コミックで社長兼会長を務めたアメコミ原作者の巨匠スタン・リーが、御年93歳にして新たなプロジェクトに着手した。コミック・テレビ・映画など複数のメディアで活躍する新たなスーパー・ヒーローを誕生させるというのだ。

スタン・リー。ほとんどのマーベル映画に出てくるおじいちゃんである。 http://tvdaily.com/the-luckiest-man-6-of-stan-lees-best-cameos/
スタン・リー。ほとんどのマーベル映画に出てくるおじいちゃんである。
http://tvdaily.com/the-luckiest-man-6-of-stan-lees-best-cameos/

新ヒーロー『ニトロン』

スパイダーマン、アイアンマン、マイティ・ソー、ハルク。いまや知らない者はいないほどのメンバーが誕生する背景には、スタン・リーの存在があった。現在もなお精力的に活動するスタン・リーが次に発表するヒーローの名前は「ニトロン」だ。高い知能を持ち、優れた進歩を果たした種族「ニトロニアン」が現代の地球にひそかに暮らしている……という設定の物語になるという。

コミックのタイトルは主人公の名前を冠した『ニトロン』で、2017年1月より全6巻のシリーズが月刊でスタートする。『ニトロン』はコミックのみならず、すでにテレビや映画、デジタル・メディアへの展開が予定されているようだ。

『ニトロン』にはスタン・リーのほか、ドキュメンタリーの構成・演出を手がけるケヤ・モーガンと、『欲望のバージニア』などでプロデューサーを務めたマイケル・ベナローヤが参加している。ベナローヤは『ニトロン』に5千万ドルを出資しており、映画・テレビは自身の製作会社「ベナローヤ・ピクチャーズ」が、コミックの出版は「ベナローヤ・パブリッシング」が担当するようだ。

ベナローヤは、シェイクスピアの『シンベリン』を翻案した『アナーキー』(2014年)でもプロデューサーを務めている。 http://www.wearemoviegeeks.com/2014/09/cymbeline-first-trailer-stars-ethan-hawke-ed-harris-milla-jovovich-john-leguizamo-dakota-johnson-anton-yelchin/
ベナローヤは、シェイクスピアの『シンベリン』を翻案した『アナーキー』(2014年)でもプロデューサーを務めている。
http://www.wearemoviegeeks.com/2014/09/cymbeline-first-trailer-stars-ethan-hawke-ed-harris-milla-jovovich-john-leguizamo-dakota-johnson-anton-yelchin/

スタン・リーは『ニトロン』について「ベナローヤ、モーガンとパートナーになれたことをうれしく思うよ。みんなが『ニトロン』の素晴らしい世界を探検してくれることに興奮している」と話している。なおスタン・リーはすでに自身の会社を設立しており、『ニトロン』はマーベルとは無関係の作品となる模様だ。

『ニトロン』の日本上陸については不明。まずはどんなビジュアルのヒーローが登場するのか、その続報を待ちたい。

source: http://variety.com/2016/film/news/stan-lee-comic-book-franchise-nitron-1201817889/

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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