ニコラス・ケイジ、「タイガーキング」ジョー・エキゾチックを演じる ─ 「アメリカを荒らす者たち」脚本家による実話ドラマが始動

俳優のニコラス・ケイジが、Netflixの人気ドキュメンタリーシリーズ「タイガーキング: ブリーダーは虎より強者?!」(2020)の“主人公”ジョー・エキゾチックを描く実話ドラマ「ジョー・エキゾチック(原題:Joe Exotic)」で主演を務めることがわかった。米Variety、The Hollywood Reporterなどが報じている。
「タイガーキング: ブリーダーは虎より強者?!」は、私設動物園と称して大量のトラやライオンを飼う男ジョー・エキゾチックを中心に、ライバルの動物愛護運動家キャロル・バスキンや麻薬王、詐欺師、カルト教団のリーダーらの確執や苦悩、疑惑を追う衝撃のドキュメンタリー。配信開始から10日間で3,430万人が視聴し、ジョー・エキゾチックの名前は一躍世界的に有名となった。
このたびニコラスの主演が発表された「ジョー・エキゾチック」は、米Imagine Television Studiosと米CBS Television Studiosが製作するもので、Netflixの「タイガーキング」をドラマ化するものではない。原作となるのは、2019年に米Texas Monthly記者のレイフ・レグスタッドが発表した記事「Joe Exotic: A Dark Journey Into the World of a Man Gone Wild(原題)」だ。
物語は全8話構成で、ジョゼフ・マルドナド=パッセージ(別名:ジョー・シュレイブヴォーゲル)がジョー・エキゾチックとしてオクラホマ州に私設動物園を構え、敵対する周囲の人々と対決する様子を描く。いかにしてジョゼフは“エキセントリックな動物園の主”になり、自分自身を見失っていったのか。脚本・製作総指揮は「アメリカを荒らす者たち」(2017-2018)のダン・ラガナが務めるというから、おかしくも恐ろしい、そして哀しいストーリーテリングに期待がかかる。
ニコラス・ケイジにとって本作は自身初のテレビシリーズとなり、主演・製作総指揮を兼任。そのほか製作総指揮には『キアヌ』(2016)のポール・ヤング、「Empire 成功の代償」(2015-2010)など多数のテレビドラマを手がけるブライアン・グレイザーらが参加。原作の記事を発表したTexas Monthlyも携わっている。
ちなみに「タイガーキング」で描かれた世界を基にする作品としては、『ゴーストバスターズ』(2016)のケイト・マッキノンが主演・製作総指揮を務めるドラマシリーズも企画進行中。マッキノンはキャロル・バスキンを演じ、現在は脚本家の検討が行われているという。
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Sources: Variety, The Hollywood Reporter