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ニコラス・ケイジ、ついにスーパーマン役演じる!アニメ映画『ティーン・タイタンズ GO!』で長年の夢叶う

(c)2017 DETECTIVE AND THE GIRL PROODUCTIONS, LLC All Rights Reserved.

ワーナー・ブラザース&DCコミックスの製作するアニメ映画『ティーン・タイタンズ GO! トゥ・ザ・ムービーズ(原題:Teen Titans Go! To The Movies)』に、ニコラス・ケイジがスーパーマン役で出演することがわかった。米USA Today誌が報じている。

同作はDCコミックス作品「ティーン・タイタンズ」を原作としたコメディアニメ『ティーン・タイタンズ GO!』を長編映画化するもので、ワーナーがDC作品をアニメ映画として劇場公開するのは『バットマン/マスク・オブ・ファンタズム』(1983)以来25年ぶり。声優には『アナと雪の女王』(2013)のアナ役で知られるクリスティン・ベル、『LEGO(R) ムービー』(2014)ではバットマンの声を務めたウィル・アーネットらも起用されている。

ニコラス・ケイジ、長年の夢叶える

このたび発表されたのは、ニコラス・ケイジがスーパーマン役でカメオ出演を果たすほか、人気シンガーのホールジーがワンダーウーマン役を、ラッパーのリル・ヨッティがグリーンランタン役で登場することだ。映画の製作総指揮を務めるサム・レジスター氏は「(スーパーヒーローという)役柄だけでなく、『ティーン・タイタンズ GO!』の遊び心にも合う声を探すことには大きな責任を感じていました」と述べて、ニコラスをはじめとしたカメオ出演者の起用に喜びのコメントを発している。

そもそもニコラス・ケイジという俳優は、大のスーパーマン・ファンとして有名な人物だ。1938年に刊行された貴重品のコミックを一度は所有していた(のちに210万ドルで売却)ほか、2005年に誕生した長男には、スーパーマンの本名である「カル=エル」という名前をつけているほどである。
また、自らスーパーマンを演じることにも積極的だったようで、1990年代にはティム・バートン監督のもと『スーパーマン・ライヴズ(原題:Superman Lives)』なる実写映画も企画されていた。ただしこの作品は、脚本の執筆が重ねられるなど事前準備が進んでいたにもかかわらず、残念ながら予算などの都合によって実現しなかった。2015年にはクラウドファンディングによって、このプロジェクトが頓挫した理由を探った、『スーパーマン・ライヴズの死:何があったのか?(原題:The Death of “Superman Lives”: What Happened?)』なるドキュメンタリー映画も製作・発表されている。

すなわちニコラスにとって、自らスーパーマンを演じることは長年の悲願だったのである。『ゴーストライダー』シリーズや『キック・アス』(2010)などでヒーロー映画に携わってきた彼は、アニメの世界で夢を叶え、スーパーヒーロー・コメディに登場するスーパーマンをどのように演じてくれるのか。世界中のDCファンから熱い視線が注がれることだろう。

映画『ティーン・タイタンズ GO! トゥ・ザ・ムービーズ』は2018年7月27日に米国公開予定。日本国内での上映・配信など、詳細情報は明らかになっていない。
なお、ニコラス・ケイジの出演映画『ヴェンジェンス』はブルーレイ&DVDが現在発売中。

Source: USA Today
Eyecatch Image: 『ヴェンジェンス』(2017)より (c)2017 DETECTIVE AND THE GIRL PROODUCTIONS, LLC All Rights Reserved.

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。