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IMAX、マーベル・シネマティック・ユニバース10周年記念映像を公開 ― 過去インタビューで振り返るIMAX上映の見どころ

マーベルのロゴ

2018年、マーベル・シネマティック・ユニバースは始動から10周年を迎える。2008年『アイアンマン』に始まった、現在のハリウッドを牽引するほどの巨大ユニバースは、常に予想を超える映画体験を観客にもたらしてきた。その歴史において、作品のポテンシャルを常に引き出してきたのがIMAX上映だ。
このたび米IMAX社は、映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の劇場公開に先がけて、マーベル・シネマティック・ユニバースの10周年記念映像を公開している。

このたび公開された記念映像は、これまでIMAX上映が採用されてきた作品の本編映像と、作品のスタッフ・キャストがIMAXへの思い入れを語るインタビューを再構成したもの。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』についての言及など新規映像は含まれていないが、作り手たちがこの鑑賞環境にいかなるこだわりを示してきたがよくわかる約2分間の映像となっている。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのジェームズ・ガン監督が「IMAXは完全に没入できる鑑賞体験」と述べ、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)などのアンソニー&ジョー・ルッソ監督が「IMAXのアスペクト比はマーベル映画にぴったり」と太鼓判を押す中、「テレビの画面を顔にぶつけたような感じ」と述べるのは『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)のタイカ・ワイティティ監督だ。この映像では、ほかにもあらゆるキャスト・スタッフがIMAX上映の映像・音響について賛辞を送っている。

ちなみにマーベル・シネマティック・ユニバースでIMAX上映が採用されていないのは、『アイアンマン』と『インクレディブル・ハルク』(2008)、『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)の3本限り。今やマーベル・スタジオは、IMAX上映の強みをハリウッドで最もよく知るスタジオだといえるのではないだろうか……。

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は2018年4月27日より全国ロードショー。今度はどんな映画体験を観客に与えてくれるのか、今から楽しみでならない。

Source: IMAX
©THE RIVER

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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