トム・ヒドルストン主演ドラマ「ナイト・マネジャー」シーズン2、新たな脚本家が決定 ― 元MI6、スパイ小説の俊英が参戦

『マイティ・ソー』『アベンジャーズ』シリーズのロキ役でお馴染みのトム・ヒドルストンが英国スパイに扮する人気ドラマ「ナイト・マネジャー」シーズン2に、 イギリスのスパイ小説作家チャールズ・カミングが脚本チームに加わることが分かった。
『ナイト・マネジャー』は、スパイ小説の権威ジョン・ル・カレによる同名小説を、トム・ヒドルストン主演でドラマ化した話題の作品。元イギリス軍兵士で、ホテルのナイト・マネジャー(=夜間支配人)を務めるジョナサン・パインがスパイとなり、武器ディーラーのリチャード・ローパーと戦う物語だ。
シーズン1ではパインと敵対するリチャード・ローパーを「Dr. HOUSE」(2004-2012)のハウス医師役で知られるヒュー・ローリーが、パインをスパイへと勧誘する国際執行機関員アンジェラ・バーを、Netflixドラマ「ザ・クラウン」(2016-)や映画『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』(2012)のオリヴィア・コールマンが演じた。ヒドルストンは本作でゴールデングローブ賞ドラマ部門主演男優賞、ヒュー・ロ ーリーは助演男優賞を受賞。オリヴィア・コールマンは、ゴールデングローブ賞ドラマ部門における助演女優賞を受賞するなど、高い評価を得ている。

シーズン2より同シリーズの脚本チームに新たに加わるチャールズ・カミングは、新世代のスパイ小説作家として注目を集める人物だ。自身もMI6(英国機密諜報機関)出身で、『甦ったスパイ』『ケンブリッジ・シックス』(ともにハヤカワ文庫NV刊)などの著作で知られている。なお「ナイト・マネジャー」新シーズンの脚本チームは4人で構成されており、カミングの他、2018年9月米国公開予定の『Operation Finale(原題)』の脚本を手掛けるマシュー・オートンも名を連ねている。
「ナイト・マネジャー」シーズン1で主演を務めたトム・ヒドルストンはシーズン2にも再登板するとみられている。ただし原作者のジョン・ル・カレは同作の続編小説を執筆していないため、シーズン2でどのようなストーリーが展開されるのかは明らかになっていない。脚本チーム参加にあたり、カミングは以下のコメントを発表している。
「今言えるのは、ル・カレがこのプロジェクトに賛同しているということだけです。私たち脚本家ルームの4人は沈黙を誓っています。(シーズン2には)皆様がご存知のキャラクターのうち、登場する者もいれば、登場しない者もいます。ロケーションは豪華になるでしょう。ル・カレのストーリーがそうであるように、スリリングで複雑なテーマをもったストーリーとなります。皆様の期待がすごく大きいことは承知しています。私たちの挑戦は、そうした期待に応え、願わくばそこをも超えていくということです。」
ドラマ「ナイト・マネジャー」シーズン2の米国・英国における放送日は未定(2018年7月6日現在)。
Source: Deadline
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