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ギレルモ・デル・トロ監督最新作、2020年秋の撮影再開めざす ─ ブラッドリー・クーパー、ケイト・ブランシェット、ルーニー・マーラなど豪華出演者が集結

ギレルモ・デル・トロ
Photo by GuillemMedina https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Guillermo_del_Toro,_Festival_de_Sitges_2017.jpg

ギレルモ・デル・トロ監督の最新作『ナイトメア・アリー(原題:Nightmare Alley)が、2020年秋頃の撮影再開を目指しているようだ。IndieWireにてデル・トロ監督本人が、撮影中断時の出来事を振り返ると共に今後の撮影について語っている。

『ナイトメア・アリー』は、1946年に出版されたウィリアム・リンゼイ・グレシャムの同名小説を、エドマンド・グールディング監督が映画化した『悪魔の往く町』(1947)のリメイク作品。詐欺師の男(ブラッドリー・クーパー)が人々を騙して金を稼ぐため女性心理学者(ケイト・ブランシェット)と手を組んだところ、女性の野心が男を上回り、二人の関係性が逆転していくという物語だ。

本作は2020年1月に撮影が開始されたものの、新型コロナウイルスの影響を受けて、同年3月13日に米ディズニーが撮影中断を発表。実のところ、撮影中断の判断はディズニー側からのものではなく、デル・トロ監督本人による提案だったのだという。

「(業界の中でも)私たちは一週間も早く撮影を中断しましたよ。状況を迅速に判断して、スタジオに撮影中断を言い渡されるよりも先に提案しました。その結果、キャストやスタッフの中から、新型コロナウイルスの感染者を一人も出さずに済みましたよ。[中略]昼食の時間にスタジオ側と話し合い、現場に戻り、“全員、道具を置いたまま、ここから離れてください”と呼びかけました」。

その時の撮影状況については、「既に約45%の撮影が完了してました。最高のシーンを撮影しているところでしたね」としながら、残りの約55%については「秋頃には撮影再開したいですね」と明かしている。とはいえ、新型コロナウイルスは現在も世界中で猛威を振るっている状況だ。そんな状況も見据えているデル・トロ監督は、「先のことはわかりません」とあくまでも状況次第であることを強調している。

撮影再開の時期を模索している中、デル・トロ監督は同時に撮影が再開された時のために80ページに渡る安全対策ガイドラインを作成したのだという。「以前のような方法では撮影できないと思います。全てが少しずつ変わっていくでしょう」。

なお本作の出演者にはブラッドリー・クーパーとケイト・ブランシェットの他、ルーニー・マーラ、ウィレム・デフォー、トニ・コレット、リチャード・ジェンキンス、ロン・パールマン、デヴィッド・ストラザーンなど豪華俳優陣が集結している。

Source: IndieWire

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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