『ナルニア国物語』Netflixが再映像化へ ― シリーズ作品、映画作品の両方を製作予定

イギリスの文学者C・J・ルイスによる児童文学シリーズ『ナルニア国物語』が、Netflixにてシリーズ化および再映画化されることがわかった。2018年10月3日(米国時間)に米Netflixが発表し、米Varietyほか複数のメディアが報じている。
このたびNetflixは、C・J・ルイス・カンパニーとの間に複数年にわたる契約を締結。『ナルニア国物語』の再映像化企画は、この契約の一部に含まれるものだという。『ナルニア国物語』は『ライオンと魔女』『カスピアン王子のつのぶえ』『朝びらき丸 東の海へ』『銀のいす』『馬と少年』『魔術師のおい』『さいごの戦い』の全7巻で構成されており、これらすべての映像化権を一社が取得したのは史上初めてのこととなる。
原作小説『ナルニア国物語』全7巻は1億冊以上を売り上げているほか、全世界で47の言語に翻訳されている。過去にはテレビドラマ化、アニメ化されているほか、2000年代には実写映画として『ナルニア国物語/第1章: ライオンと魔女』(2005)、『ナルニア国物語/第2章: カスピアン王子の角笛』(2007)、『ナルニア国物語/第3章: アスラン王と魔法の島』(2010)の3作品が製作・公開された。

今後、Netflixがいかなる計画で『ナルニア国物語』の映像化を進めていくのか、具体的な計画は不明。製作される「シリーズ作品」が実写作品なのかアニメ作品なのか、また原作小説をどのように扱っていくのかも明らかになっていない。
Netflixのチーフ・コンテンツ・オフィサーを務めるテッド・サランドス氏は『ナルニア国物語』について「世界中で世代を超えた読者を感動させている物語」だと説明。ライオンのアスランをはじめとしたキャラクターや作品の世界観と「恋に落ちた」として、今後『ナルニア国物語』を新たに発信できることに喜びを表した。
Netflixによる『ナルニア国物語』再映像化企画の詳細は不明。続報を楽しみにしよう。
Source: Variety