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『バック・トゥ・ザ・フューチャー』マーティ&ドクが感動の再会、ニューヨーク・コミコンで抱擁交わす

バック・トゥ・ザ・フューチャー
NDZ/starmaxinc.com/Newscom/Zeta Image

1980年代に最も愛されたSF映画の金字塔『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズの名コンビ、マーティとドクを演じたマイケル・J・フォックスクリストファー・ロイドがニューヨーク・コミコン2022で感動の再会を果たした。

2022年10月6日から9日まで開催されたニューヨーク・コミコンの最終日、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の軌跡を振り返るセッションに登壇したマイケルとロイド。大きな拍手に包まれてステージに登場した2人は黙って肩を組み、熱い抱擁を交わした。これには観客たちも感涙必至だったはずだ。

第1作『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985)は撮影開始当初、マーティ・マクフライ役に別キャスト(エリック・ストルツ)が起用されていたのは有名な話。6週間撮影した後、マイケルがストルツの後任を務めたのだ。米Comicbook.comはロイドが当時の想いを次のように振り返ったことを伝えている。

「6週間撮影した後の午前1時に『マーティ役の俳優は今後マーティを演じないことになりました。明日からはマイケルとともに撮影します』とアナウンスがあったのです。やっとのことで最初の6週間が終わったのに、同じことをもう一度やるってことなのか?と思いましたよ。」

対するマイケルは劇中でのロイドの好演を賞賛し、ただひたすらロイドの演技に応えようとしていたと語った。「彼は素晴らしい人です。クリスとともにいること、そしてクリスにそのままでいてもらい、楽しむこと。それが全てでした。スリリングでしたね。彼とともに仕事をするときは常にいい1日になるだろうことを僕は分かっていました。」

90年代初頭にパーキンソン病を発症したマイケル。ロイドが何年にも渡って支えになってくれたことを観客の前で明かした

「パーキンソン病はギフトのようなものです。クリスのような人たちが僕のためにずっとそこにいてくれました。僕が持っていたものではなく、僕に与えられたものなのです。」

トリロジーの完結から32年経った今も、SF映画の傑作として色褪せない輝きを放つ『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ。その人気の高さは2人の絆の強さによるところも大きいのだろう。これまでも2人は度々番組での再演やSNS上で再会する機会を設けているが、多くのファンが集う場での登場は特別なものになったに違いない。

バック・トゥ・ザ・フューチャー
NDZ/starmaxinc.com/Newscom/Zeta Image

ロイドは来たる『東京コミコン2022』のゲストとして出演予定。ここでもエモーショナルなメッセージやエピソードが聞けることを期待しよう。

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Source:Comicbook.com,Variety

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Yuka ShingaiYuka Shingai

携帯向け音楽配信事業にて社内SE、マーケティング業務に従事した後、妊娠・出産を機にフリーライターに転向。 映画とお酒と化粧品が好き。日課のオンライン英会話でもしょっちゅう映画の話をしています。

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