ゲイリー・オールドマン、『ハリー・ポッター』『ダークナイト』に「キャリアを救われた」と感謝

『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』でアカデミー賞主演男優賞に輝いた名優ゲイリー・オールドマンが、『ハリー・ポッター』と『ダークナイト』シリーズに「キャリアを救われた」と感謝の気持ちを語っている。
人気女優ドリュー・バリモアが司会を務めるトーク番組にオールドマンが出演した際、話題はオールドマンが42歳で離婚した時に親権を獲得した2人の息子に及んだ。その当時、映画業界は減税目的でブダペストやプラハ、バンクーバーなど海外での撮影が増えていたのだが、子どもたちを置いて長期ロケに参加できなかったオールドマンは、数多くのオファーを断らなければならなかったと言い、キャリアが危機に面していたと示唆した。
そう前置きした上で、「『ハリー・ポッター』に感謝しています。『バットマン』と『ハリー・ポッター』に救われました。最小限の仕事量で最高額のギャラを貰って仕事をして、子どもたちと一緒に家に居られたのですから」と語ったオールドマン。しかし、『ダークナイト』シリーズは3部作の製作中に撮影スタジオがロンドンからロサンゼルスへ移ったため、オールドマンは子どもたちと過ごすために、撮影中にロンドン&ロサンゼルス間を27往復もしたのだという。
「飛行機で1日戻って、1日撮影するという流れです。クリス・ノーランのために言っておきますが、彼はスケジュールを守ってくれました。僕は3日間家で過ごして(アメリカへ)2日間戻り、週末は自宅へ戻るという感じです。そうしないと、子どもたちが子守に育てられてしまうような気がしたんです」と回顧。映画では、ヴィランやエキセントリックな役を多く演じているオールドマンだが、プライベートでは子煩悩な父親であることを覗かせた。
なお、オールドマン主演でシーズン1~3がAplle TV+にて配信中の英スパイドラマ「窓際のスパイ」(2022‐)はロケ地がロンドンで、すでにシーズン5まで更新されているとから、しばらくオールドマンは撮影中も家族と過ごす時間をしっかり確保できそうだ。
『ハリーポッター』シリーズでオールドマンは、主人公ハリーの後継人に指名された純血の魔法使いシリウス・ブラックに扮し、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』(2004)からシリーズに参加した。『ダークナイト』3部作では、事件の捜査でバットマンに協力するゴッサム警察のジェームズ・ゴードン警部補を演じた。
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Source:@The Drew Barrymore Show