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『アナ雪』シリーズ最新作『オラフの生まれた日』記者会見レポート

オラフの生まれた日
© 2020 Disney 10月30日(金)よりディズニープラスで独占公開

ディズニー『アナ雪』シリーズ最新作『オラフの生まれた日』が、Disney+(ディズニープラス)にて配信となった。

2020年10月15日には、製作陣が登壇した記者会見が開催。ここでは、会見の様子を全文日本語でお届けする。

『オラフの生まれた日』 記者会見 出席者

トレント・コリー(監督/脚本)

2012年、タレント・ディベロップメント・プログラムのアニメーション・トレイニーとして、ディズニー・アニメーションで働き始める。アニメーターとしてのクレジットには、『アナと雪の女王』、『ベイマックス』、『Utopia』、『モアナと伝説の海』、その他にも短編映画数本などがあります。『アナと雪の女王2』では、オラフのアニメーションを監修し、火の精霊サラマンダーや他のキャラクターたちを担当。

ダン・アブラハム(監督/脚本)

2005年、インターンとして、ウォルト・ディズニー・スタジオで働き始め、その後、ディズニー・アニメーションとディズニー・トウーン・スタジオの両方で、フルタイムで働くことに。2013年の長編映画『プレーンズ』のヘッド・オブ・ストーリーで、監督としてのデビュー作は短編映画『Vita司会者ina司会者ulch』

ピーター・デル・ヴェッチョ(クリエイティブ・コンサルタント)

アカデミー賞、ゴールデングローブ賞、PGA賞を獲得した『アナと雪の女王』、『アナと雪の女王2』のプロデューサー。1995年、ディズニー・アニメーションに入社。『ヘラクレス』、『トレジャー・プラネット』、『チキン・リトル』などの映画を手がけ、『プリンセスと魔法のキス』や『くまのプーさん』のプロデューサーを務める。

ベッキー・ブレジー(ヘッド・オブ・アニメーション)

『ボルト』、『塔の上のラプンツェル』、『シュガー・ラッシュ』、『Utopia』、『モアナと伝説の海』を含む数本のディズニー・アニメーション映画に携わる。『アナと雪の女王』では、アナのスーパーバイジング・アニメーター、短編『アナと雪の女王/エルサのサプライズ』と、昨年の『アナと雪の女王2』では、ヘッド・オブ・アニメーションを務める。

『オラフの生まれた日』 記者会見レポート

エイミー(司会者):みなさん、今日は参加していただき、ありがとうございます。まず、いくつかの質問から始めさせていただきます。ディズニー・アニメーションには、「ショート・サーキット・プログラム」があり、「シアトリカル・ショート・プログラム」がありますが、この短編映画は、まったく違う、とてもユニークな始まり方をしたんですね。この短編がどのようにして始まったかについて、話してもらえますか?いつジェン(ジェニファー・リー)と話し合ったのか、また、これを作ることにゴーサインをもらったのはいつなんですか?

トレント・コリー:もちろん。オラフのチームがまた集まることが出来てうれしいです。僕は、2012年にディズニーのトレーニング・プログラムから始めました。ディズニーにおける僕の最初の映画は、1作目の『アナと雪の女王』で、僕はそこでベッキーとピーターに、そして後になってダンに会うことが出来た。僕は、1作目の『アナと雪の女王』のとき、クラウド・アニメーターとして仕事を始めたんですが、最初にアニメートしたキャラクターがオラフでした。その後も作品をやっている間ずっとオラフをアニメートすることが出来たのはとても幸運でした。僕がトレイニーだったとき、チャッド・セラーズの「レット・イット・ゴー ~ありのままで~」のアニメーター・ショットを見たのをとてもはっきり覚えています。エルサがオラフを作るところが、美しいんです。それから、彼女はただ歩き去っていく。彼女は命をクリエイトして、歩き去って行くんです。僕は、「そこには何かストーリーがあるべきだ」と思いました。

僕は、オラフの最初の一歩がどういうものかを見たい。でも、映画の中で、20分後まで彼らを見ることがない。実は、先週引越しをしている時、2013年にオリジナル・アイディアをスケッチしたものを見つけたんですよ。オラフが最初の一歩を踏み出して、自分が何者なのかを知ろうとするという、ちょっとした絵コンテやライティング、アイディアとかをね。そこから話は昨年に飛ぶけど、僕たちの恐れ知らずのリーダーであるジェニファー・リーがステージに立って、「ディズニープラスと組むことにします」と言ったまさにその時、これは、この短編を8年後に公開するのに完璧な機会だと思ったんです。そして、ここにいる素晴らしい人たち、ピーター、ベッキー、ダンと一緒に仕事をすることが出来たんです。 

司会者:素晴らしいですね。ダン、あなたは『アナと雪の女王2』のストーリーの仕事をやり終えたところだったんですね。あの映画の中で私が大好きなシーンの一つをあなたは手がけました。森の中で迷ってしまうというシーンのストーリーボードを。あのシーンは、すごく馬鹿げていて、伝説的で、大好きでした。あなたにとってはどういう経験でしたか?どのようにして、このプロジェクトの共同監督としてトレントと組むようになったんですか?

ダン・アブラハム:褒めていただいてありがとうございます。あの歌の仕事を出来てすごく楽しかったです。また、『アナと雪の女王2』で、オラフの歌の仕事をする機会も持てました。あれのストーリーボードも手がけることが出来た。ジェニファー・リー、クリス・バック、そしてピーターと一緒に仕事が出来たんです。彼らは、僕がオラフの歌でやったことを気に入ってくれたんだと思う。それで、「ああ、彼はオラフがどういうキャラクターかということをわかっている」という感じで、ジェニファーが、「トレントと組んで、彼がかなり昔に持っていたこの素晴らしいアイディアを監督しないか」と訊いてくれたんです。それで、僕たち2人はそこから腕を組んで進めることになった。僕たちは、すごく楽しみましたよ。

司会者:ピーター、この短編は、『アナと雪の女王2』が終わった直後に製作されましたが、そういうことは初めてでしたね。一つの作品をやっていて、すぐにもう一つの作品に移るというのはどんな経験でしたか?

ピーター・デル・ヴェッチョ:そうですね。きっとトレントやベッキー、ダンが証言出来ると思いますが、こういう映画を作っている時、これらのキャラクターたちのことをとてもよく知るようになる。家族になるんですよ。映画を完成することはとても大変だけど、またそこから立ち去ることもとても大変。トレントとダンが、このストーリーをやる準備がすでに出来ていたということで、『アナと雪の女王2』を終えたという熱狂の上に築くことが出来て、映画を仕上げるのに使ったすべての技術や勢いを、そのまま短編に持ち込むことが出来たんです。それは、ほとんど映画の完成を祝い続けるための素敵な方法だと思いますね。

司会者:アーティストであり、アニメーターであるあなたにとって、『アナと雪の女王』の世界のどういうところが魅力的だったんですか?また、この短編を作る上でどういうことを楽しみましたか?

ベッキー・ブレジー:1作目の『アナと雪の女王』を始めた時、私は、おとぎ話ということにとても惹かれたんです。私はずっとおとぎ話やディズニー、アートとかすべてが大好きだったんですね。私の心に響いたんです。プリンセスも同様にね。私はプリンセスになりたかった。でも、しばらくしたら、それは姉妹のストーリーになった。私には姉妹がいるから、違うふうに共感しました。私には娘たちがいるから、さらに共感した。彼女たちは私の小さなアナとエルサなんです。だから、私は以前よりもさらに入れ込みました。そういうことがプロジェクトに私を惹きつけたんです。オラフの何が素晴らしいかというと、彼は、2人の姉妹の間の愛を反映したものだということ。彼は、本当に素晴らしいキャラクターなんです。質問の後半は何でしたっけ?

司会者:『オラフの生まれた日』のどういうところを楽しみましたか?

ベッキー・ブレジー:ピーターが言ったように、私たちがキャラクターたちを再訪出来ることは滅多にないんです。だから、『アナと雪の女王2』をやることになった時、私たちは「イエイ!あのキャラクターたちにまた会えるんだ」って感じでした。 とてもスペシャルなこのストーリーを続けていって、オラフ(が生まれた)最初の瞬間からのすべてをつなぎ合わせるんです。それは、シーンを再訪して、映画の中のこれらのシーンをアニメートした人々について考え、それらすべてをどのようにまとめるかを考えるとてもユニークな方法ですね。もっとも好きな部分のひとつは、オラフが丘に向かって歩いて行って、アナとクリストフに近づく最後のシーンをアニメート出来たこと。そのシーンをアニメートしている時、これは彼がクリストフとアナの人生に入っていく直前のモーメントで、彼らを永遠に変えて、私たち全員を永遠に変えることになるときだと気づいたんです。だから、私にとってとてもスペシャルだったと思います。感謝しています。

司会者:オラフのどういうところが、これほど彼を魅力的に、そして愛されるようにしているんでしょうか?

ダン・アブラハム:オラフは、圧倒的な楽観主義を持っていて、誠実さがある。そういうことは決して古くならないものですね。それは、僕たちみんなが熱望しているものだけど、時々持てなかったりする。オラフはいつも、こういう永遠の楽観主義と優しさで突き進んでいくんです。そういうものは僕たちみんなが持っているけど、多分もっとあればいいなと願っているものなんです。熱望していることですね。

トレント・コリー:僕はディズニー映画を見て育ったということを、素早く言わせてもらいますね。僕は『アラジン』が大好き。僕の一番好きな映画ですよ。ジーニーは僕のお気に入りのキャラクターです。僕がジーニーのどういうところが大好きかというと、彼はすごく可笑しいし、姿を変えることが出来るけど、彼はまた誠実になれる。アニメーターの視点からすると、オラフは、誰にとってもアニメートするのにもっとも好きなキャラクターなんです。なぜなら、彼はとても感情的になれるからですよ。ベッキーが話したように、彼は姉妹につながっている。彼(の体が)がばらばらになるのも楽しいですよ。

司会者:彼は時々、バラバラになります。そうですね。

ピーター・デル・ヴェッチョ: 僕たちはみんな、彼の子供のような無邪気さに感情移入出来る。それは、少しナイーブな世界観なんです。でも、トレントに同意するけど、そうすることで、彼は、ある深遠で感情的なことに深く触れることが出来る。大人として僕たちが多分見逃していることとかに集中することが出来るんですね。

司会者:そうですね。彼はとても実存主義的にもなれます。『オラフの生まれた日』の中で、彼が自分は雪だと気づく時、彼は雪の中を歩いています。あれが大好きです。
そしてもちろん、ジョシュ・ギャッドについて話さずに、オラフについて話すことは出来ません。ストーリーのどれだけが(脚本に)書かれていて、どれだけジョシュがアドリブしたんですか?

トレント・コリー:素晴らしい質問ですね。ダンと僕とジェニファーは、みんなで一緒に脚本を考えました。ジョシュは映画の中や、彼のインスタグラムやソーシャル・メディアと同じように、実際会っても可笑しい。彼はすごく可笑しいんだ。実際、ダンと僕は彼と一緒に録音ブースの中に入っていた。ガラスの背後にいるんじゃなくね。録音をしていてもっとも大変だったのは、テイクを台なしにしないように、笑わないようにすることだったと思います。ジョシュがすごく楽しんでいる間、ほとんど僕は(笑わないように)口を押さえて、唾を飛ばしていましたよ。彼は、時間を使うことにとても寛大でした。彼は『アナと雪の女王2』が終わった直後に、僕たちと一緒に録音しにやってきてくれた。彼は、役者として、コメディアンとして、すごくたくさんものを与えてくれるんです。彼と一緒に仕事をするのが大好きでしたよ。

司会者:彼がアドリブしたセリフで、特に人々が気をつけて聞くべきものはありますか?または、あなたたちが彼を演出している間に、なにか特別なことはありましたか?

ダン・アブラハム:オラフが鏡の中に彼自身を見ているとき、脚本にあったセリフは、「僕はトレヴァーみたいに見える」っていうものでした。ジョシュがそれを「僕はフェルナンド(ゆっくり発音する)みたいに見える。またはトレヴァーみたいに見える」というふうに変えたんです。もう少し名前を探そうとしているかのようにね。それで、ジョシュに、オラフにあまり合わない、もっともでたらめで可笑しい名前を思いつくのを任せることにした。彼がフェルナンドかどうかはわかりません。

トレント・コリー:そうだね。もちろん、オラフとジョシュ・ギャッドを一緒にしたら、笑ったり、クスクス笑いしたり、叫んだりというすべてのちょっとしたアドリブで、彼は脚本に命を吹き込んでくれる。彼は、短編に命を吹き込んでくれるんです。

司会者:私たちのことも、クスクス笑わせてくれます。

ピーター・デル・ヴェッチョ:ですよね。

司会者:私は個人的に、打ち上げパーティーに来た彼にとても感動しました。よければその話をしてください。

トレント・コリー:ストーリーを簡単に話しますね。他のみんなの話も是非聞きたいよ。ジョシュは興奮してやって来ました。彼は、家族を、そして幼い子供たちを連れて来たんです。とても可愛かったですよ。本当に笑わされました。今でもしょっちゅうそのことについて考えるんです。彼の幼い娘が僕に近づいてきて。彼女が何歳かわからない。彼女が僕のところにやってきて、握手をして「短編が好きじゃなかった。(しばらく間をおいて)短編が大好きだった」と言ったんだ。僕は「彼女はジョシュ・ギャッドの娘だ」と思いましたよ。タイミングが完璧だったから、僕でさえ3歳の子供のジョークにはまってしまったんです。

ダン・アブラハム:心の中で、(「短編が好きじゃなかった」という言葉を聞いて、まだ次の「大好きだった」というのを聞く前)「何?何だって?僕たちはすごく一生懸命働いたのに」って思っていました。

トレント・コリー:「お父さんに言わないで」って。

ピーター・デル・ヴェッチョ:ジョッシュは、長編映画や短編映画のすべての仕事に、どれほど純粋に感謝しているかというのが好きでした。彼は、これらのすべての映画に入れ込まれたあらゆる仕事 ──アニメーションとかすべてのこと── をとてもよくわかっている。本当のパートナーシップですね。

トレント・コリー:ピーター、それはとても良いポイントだね。『アナと雪の女王』、『アナと雪の女王2』、そして『オラフの生まれた日』の製作中ずっと、彼はアニメーションのスタッフたちと話しに来てくれたんです。アニメーターたちは彼のことが大好きなんですよ。彼は、「オッケー、ジョシュ。僕たちは仕事をしないといけない。多分、もう行かないといけない」っていうところまで、際限なく話すんです。

司会者:次の質問です。『アナと雪の女王2』をやった直後に、『アナと雪の女王』の世界に戻るのは、どういう感じでしたか?

ベッキー・ブレジー:簡単でした(笑)。私たちのグループのスーパーバイザーたちは、『アナと雪の女王2』をやって、すぐに『オラフの生まれた日』に取り掛かったんです。お互いのことを、そのセッティングをとてもよく知っている。家族みたいなもの。だから、お互いこれらのキャラクターたちともう少しエキストラの時間を一緒に過ごせるということでした。だから、とても興奮しました。

トレント・コリー:ベッキーに同意します。プロダクションの最後に行き着くと、『アナと雪の女王』のメイキングのドキュメンタリーで見れるように、たくさんの仕事がある。でも、最後の方に行くと、「おお、ノー。終わって欲しくない。これをやり続けたい」って思うんです。だから、(『アナと雪の女王2』が終わった後)僕たちはそのままやり続けた。そして、短編の最後の方で、僕たちは「誰か、他に何かアイディアはない?続けようよ。これをやり続けよう」っていう感じでした。

ダン・アブラハム:ベッキーと僕は、一緒に大学に行ったんです。だから、僕たちは今では5年間とか友達。長い間の友人です。だから、一緒に仕事を出来るのは、素晴らしかった。とても、とてもクールですよ。

司会者:今作で楽しみにすべき楽しいイースター・エッグ(隠れたメッセージ)は何ですか?

トレント・コリー:短編全体にわたって、ちょっとした楽しいものがたくさんありますよ。なぜなら、僕たちは、もちろん違う視点から描いているからです。僕が大好きなものの一つは、オーケンがアナの戴冠式のドレスを売っていることですね。

ベッキー・ブレジー:私はアナの戴冠式のドレスを買いたいですね。

トレント・コリー:売り出されているよ。あなたが買えるかどうかはわからない。高いよ、ベッキー。僕はあのアイディアが大好きなんだ。映画の中で、アナが、ノースマウンテンに行くために、新しい冬の洋服を着て出かけていくのを見れる。そして、あのドレスにどういうことが起きたのかを見れるんですよ。オーケンがちょっとした利益を上げるのをね。

ダン・アブラハム:オラフがステレオスコープ(立体鏡)で見るカードの中にもちょっとしたイースター・エッグがありますよ。そこには、他の映画の中にあるもので人々が夢中になるかもしれないショットがいくつかある。

司会者:よければ、それらの映画の一つを教えてくださっていいですよ。これらのポストカードで何を見れるんですか?

ダン・アブラハム:モアナの映画の中のショットや、小さなモアナを見れるかもしれないね。

司会者:ちょっとしたモトヌイ島のアクションがあるんですね?

ダン・アブラハム:『塔の上のラプンツェル』のイメージがあるかもしれないと思う。

司会者:この短編の私のお気に入りの要素の一つだったんですが、みんなが「一体どうして、この雪だるまは夏に恋をするようになったんだろう?」と自問していたんです。どのようにして、この短編の中のああいうアイディアを思いついたんですか?素晴らしいですね。

ダン・アブラハム:短編をどういう作品にするのか、またどのように1作目を縫って進んでいくことになるのかを深く考えていた時、僕たちは1作目を見直した。特に、「レット・イット・ゴー ~ありのままで~」を歌いながら、エルサがオラフを作り出すところから、森の中で、アナとクリストフとスヴェンがオラフに出会うシークエンスまでを。僕たちは、それを何度も何度も何度も見たんです。どんなちょっとしたことをそこに織り込んで、筋が通るように出来るのか。または疑問に答えることが出来るのか?僕がいつも持っていた疑問の一つは、「彼は夏に夢中だ。でも、彼は、自分が溶けてしまうことを知らない。それはどうすればうまくいくのか?彼はどうやって夏がどういうものかを知るのか?彼は、作られたばかりだ」ということでした。それにはとても論理的な説明があったんです。それをこの短編で見ることが出来る。それはある意味、自然に生まれたんです。そこにあることは、つじつまがあっている。

トレント・コリー:こういうすべてのちょっとしたアイディアがある。ダンがステレオスコープを思いついたんです。天才的だと思いましたよ。そして、オーケンが、彼にそれを教える人だということもね。ここにいる僕たち全員のために話しますね。僕たち全員が『アナと雪の女王』シリーズのファンなんです。だから、短編全体にわたって、これらの小さなことを見つけて、「おお、ここでアナを見せられる」とか、「おお、クリストフに『トナカイは、人間よりいい』と歌わせることが出来る」とか言うのは楽しかったですよ。

司会者:まだ語られていない『アナと雪の女王』のストーリーはもっとあるんですか?

ピーター・デル・ヴェッチョ:僕たちは、この短編がディズニープラスでデビューすることがとても嬉しいんです。僕たちは、その質問をよくされる。明らかに、この姉妹や、この家族全員のストーリーに対して熱い情熱がある。

司会者:あなたがその質問をされたのは初めてのことだと思います。そうですね?私たちは、『アナと雪の女王3』についてまだ一度も尋ねられたことがないですね。

ピーター・デル・ヴェッチョ:ノー。一度もない(笑)。それは、プレスツアーをした時、ナンバーワンの質問だったと思います。

司会者:『アナと雪の女王2』でね。そうですね(笑)。まだ劇場で公開さえされていなかったのに、あなたたちは『アナと雪の女王3』について訊かれたんですね。私たちは熱烈な興味にとても感謝しています。この短編にオラフとしてまた戻ってきてくれるようにジョシュ・ギャッドを招いた時、どんな反応でしたか?

トレント・コリー:ピーターが言ったように、彼はとても親切なんです。彼は製作過程のことを、僕たち誰よりもよく理解している。彼は、コラボレーションを理解しているし、キャラクターを演じることに、そしてそのキャラクターに持ち込む新しいことを見つけることにいつもワクワクしているように思える。彼は、この短編に持ち込むちょっとしたユニークなものを見つけたと思います。

司会者:オラフを、この短編のためにデザインする上で、あなたたちが直面したチャレンジは何でしたか?もちろん、この短編では、彼の鼻がどういうものになるかということを、かなり描いています。そのことについて話してもらえますか? 

トレント・コリー:(笑)ダンに少し詳しく話してもらうよ。僕たちは、『アナと雪の女王』シリーズを8年以上手がけてきたスタジオにいる多くの才能あるアーティストたちの仕事の上に築き上げたんです。ハイラム・オスマンドは、『アナと雪の女王』のオリジナルのオラフのスーパーバイザー。彼と彼のチームは、「もしオラフの腕を曲げなければ、彼はもう少し幼児のように動くことになる。だから、彼にはひじがないんだ」ということを発見した。デザイン的に、たくさん基になることがありました。鼻についてだけど、僕のオリジナルのプレゼンでは、短編の大半において、魚の鼻だったんです。それで、僕がそれをダンにプレゼンしたら、彼は、「ハア。ちょっと待ってくれ」と言った(笑)。

ダン・アブラハム:(笑)そうなんです。正直に言って、みなさんがご覧になったように、魚(の鼻)は数秒出てくるだけだ。それはある意味、ただの可笑しいギャグだよ。でも、彼が顔に魚をつけて数分間走り回るのは、やりすぎ。それに、オラフはオオカミに追いかけられる。もし彼が猫に追いかけられるなら、鼻に魚がついているのは、ストーリーのつじつまがよく合っていると思う。でも、それはオオカミだから、「それをソーセージにしたらどうかな?オオカミと肉の方が理にかなってるから、肉にしたらどうかな」と思ったんです。

司会者:トレント、あなたはまだそのことに関して怒っていますか?

トレント・コリー:いやあ。機会がある度にその話を出すんだ。でも、ダンのポイントだけど、魚がどたばた動き回っている時、どこを見ればいいかを考えるのはとても難しかった。

ダン・アブラハム:そうだね。

司会者:次の質問です。1作目の『アナと雪の女王』で私たちが知っているシーンに、新しいアニメーションのシーンを挿入することは、どれくらい大変でしたか?技術的に、視覚的に難しかったですか?

トレント・コリー:いくつかは、アニメーションをやり直さないといけなかった。ベッキー、これについて話してよ。なぜなら、僕が大好きなところの一つは、オラフがオーケンの山小屋に歩いて行って、アナが歩き去るのを見るところなんですよ。ベッキーは、1作目でアナが、クリストフがいる納屋に行くところから彼らをアニメートしたんです。だから、あそこを新しいアングルから見せるのは楽しかった。

ベッキー・ブレジー:そうね。ある意味私がやった。このプロジェクト全体がとても素晴らしい。私たちは、誰が1作目のシーンをアニメートしたかわかっていて、これらのシーンを、まったく違うアングルから見れるということでね。それはとても興味深い。私の頭の中で、誰がそのショットや動き、アクティングをアニメートしたかわかっているし、次に何が起きるか、その前に何が起きたかすべてのことがよくわかっている。だから、すべてがつながるのを見れるのはとても楽しかったです。アナとオラフは、お互いもうちょっとというところですれ違うんです。ドアで押しつぶされる以外はね。だから、彼女は彼を見逃したわけじゃなかった。彼女は彼にぶつけたんです(笑)。これらのシーンが違うふうに展開するのを見れるのはとても素敵。

司会者:『アナと雪の女王』の映画は当然、ノルウェーの自然や文化、伝統にかなり影響を受けています。この短編のインスピレーションについてなにか話していただけますか?

ピーター・デル・ヴェッチョ:(ノルウェーの影響は)間違いないですね。1作目と2作目で、僕たちはノルウェーやフィンランド、他にもいくつかの国々を訪れた。そして、そこから多くのインスピレーションを得たんです。だから、ダンとトレントに話してもらうけど、短編の多くの部分も、映画から同じインスピレーションを受けていると思う。それと、僕たちは、最初の映画に出てくる多くのロケーションを再利用しました。とはいえ、ベッキーが言ったように、(短編は)違う視点から描いているんです。

トレント・コリー:そうなんです。僕は1作目からのインスピレーションが大好き。僕はノルウェーに行ったことがある。オスロとトロンハイムに行ったんです。美しい国だよ。僕は冬の時期に行ったから、雪の中を歩くことが出来た。それに、僕はカナダ人だから、それがどんな感じか知っています。でも、僕は、オラフが雪の中を歩くのを見るのは、いつも大好きなんです。なぜなら、彼の小さな足がとてもうまく雪の中を進んでいくから。そういうのは楽しいですね。『アナと雪の女王2』は、ほとんど秋が舞台だったから、『アナと雪の女王』の世界で再び雪を見れるのは楽しかった。

ピーター・デル・ヴェッチョ:忘れていたけど、ベッキー、1作目のとき、あなたや何人かのアニメーターたちをワイオミングに送ったよね。雪の中を歩いたり、そういった経験をして、キャラクターたちが雪の中を歩いていくのがどんなものかを理解してもらうためにね。

ベッキー・ブレジー:そうでした。大変だった。だから、1作目にはそれはあまりたくさん出てこないんです。衣装部は私たちに、大きなスカートやアンダースカートやいろんなもの与えてくれた。アナが雪の中を歩くとそれがどうなるかを私たちに見せようとしてね。とても大変な仕事でした。でも、私たちは、実際その旅行から多くのことを学びました。その日、私たちと一緒にいたエフェクト・アニメーターたちでさえ、雪玉がどういうふうになるかを撮影していた。それは、彼らがどう描けばいいかを教えてくれるからですよ。

司会者:短編ですから、もちろん、上映時間は限られています。最終的に仕上がった作品に入らなかった、映画に出てこないオラフの他のシーンはあったのでしょうか?

トレント・コリー:ノー。それぞれのシーンにいくつかのバリエーションはありました。僕たちはやりたかったことをたくさん出来たと思います。僕は、映画の中に出てくる、オラフが不注意からオオカミに追われるようになるシーンにとても興奮しました。でも、初期のバージョンでは、実はエルサのマントが外れるのでなく、彼女の手袋だったんです。そして、それがオラフにぶつかって蘇生させる感じでした。僕はマントの方が好きですよ。そういうふうに、いろんなシーンのバージョンを見ていくんです。

ダン・アブラハム:かなり初期の段階では、僕たちは歌を入れるというアイディアを考えていました。でも、ストーリーは、歌が入るところに僕たちのことを導かなかった。それで、歌を無理やり入れるかわりに、僕たちは歌なしにすることにしたんです。

ベッキー・ブレジー:いろんなバックグラウンド・ミュージックを聞くことが出来ますよ。私にとっては、すべてのことが大好きになるのに、それで十分。

司会者:最後の質問です。オラフを描くことはあなたたち全員にとって喜びだと思いますが、なにか今後の作品で、このキャラクターをまた手掛けたいですか?多分、今後の短編とか、シリーズなどで?

トレント・コリー:エイミー、僕の残りの人生で、ずっとオラフと仕事をすることが出来たら、僕はそれでまったくいいですよ。彼はすごく楽しい。それはまた、オラフの背後にいるこのチームと一緒に仕事をすることでもある。今ここで画面に映っているあなたたち全員とね。だから、僕にとって、素晴らしいのはキャラクターです。でも、「アナと雪の女王」の背後にいるチームが本当に素晴らしいんですよ。

司会者:みなさん、今日はありがとうございました。世界中の観客に、10月23日(国内では10月30日)からディズニープラスで独占配信される『オラフの生まれた日』を視聴していただけます。

Writer

THE RIVER編集部
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