実写版「ONE PIECE」サンジ役、すべてのキックを自分でこなす ─ 1日8時間の過酷トレーニングに挑戦

Netflixによる実写版「ONE PIECE」でサンジ役を演じるタズ・スカイラーが、サンジの足技をマスターするための過酷なトレーニングを振り返った。
尾田栄一郎による原作漫画『ONE PIECE』のサンジといえば、海上レストラン「バラティエ」の元副料理長で、主人公ルフィの海賊団「麦わらの一味」のコック。師の‟赫足のゼフ”に叩き込まれた足技が主な戦闘スタイルだ。
英Games Radar+のインタビューでは、「CGIやスタントのチームも参加しているわけですが、(スタントのための)トレーニングは必要でしたか?」との質問が。これに対してスカイラーは、「劇中のキックはすべて自分でこなしました。僕の足にCGは使われていません。スタントダブルは僕のトレーナーで、横から熱心に応援してくれました」と明かした。
以前にも、サンジの足技をマスターするのは「今までやってきた中で最も難しく、チャレンジングな経験でした」と語っていたスカイラー。今回のインタビューでは、キックのトレーニングがいかに大変だったかを次のように語っている。
「僕はすでにテコンドー黒帯の友人と一緒に練習をしていて、(ロケ地の)南アフリカに到着後は1日2時間のトレーニングから始めました。しかし僕には格闘技の素養がなかったので、それだけじゃ足りないことは明らかでした。スポーツの経験はありましたが、格闘技の経験はなかったんです。
2時間では足りないので、4時間に増やしましたが、それでも十分ではなかった。そこで5時間に増やしたものの、5時間行うにはトレーナーが足りず、かなり困難な状況に陥りました。」
そこで、スカイラーはロンドンにいる自身のトレーナーを呼び、南アフリカに約4カ月間滞在してもらったという。「スタントトレーナーたちは、できる限り私のトレーニングに時間を割いてくれました。ドニー(トレーナーのひとり)はタッグを組んで、文字通り営業時間が終わるまでトレーニングを続けてくれました。毎日、毎日、そんな感じでしたね」。
1日2時間から始まったトレーニングは、最終的に1日8時間まで拡大。壮絶なトレーニング期間について、スカイラーは次のように振り返る。「毎日、週7日、全身の関節にストラップをつけていたんです。人生で経験したことのないほどバカバカしい作業でしたよ(笑)。でも、すべてのキックをやり遂げたし、それを誇りに思います」。
原作『ONE PIECE』は、ゴール・D・ロジャーという伝説の海賊王が残した“ひとつなぎの大秘宝”を巡り、モンキー・D・ルフィ率いる麦わらの一味が冒険へと繰り出す壮大な物語。実写版のキャストはスカイラーのほか、モンキー・D・ルフィ役のイニャキ・ゴドイ、ロロノア・ゾロ役の新田真剣佑、ウソップ役のジェイコブ・ロメロ・ギブソン、ナミ役のエミリー・ラッドなど、フレッシュな顔ぶれが並ぶ。
Netflixシリーズ「ONE PIECE」 は2023年8月31日(木)世界独占配信。
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Source: Games Radar+