「ONE PIECE」実写ビビ役への批判に共演者が反論 ─ 「尾田先生に直々に選ばれた」「ネフェルタリはエジプト人だ」

Netflixの実写版「ONE PIECE」シーズン2の予告編公開を受け、一部ファンからミス・ウェンズデー/ビビ役チャリスラ・チャンドランの起用に対する反発の声が上がっている。これを受け、ワポル役のロブ・コレッティが、原作者・尾田栄一郎が直々に選んだことを強調し抗議している。
漫画『ONE PIECE』の“ミス・ウェンズデー”ことネフェルタリ・ビビは、砂漠の国・アラバスタ王国の王女。演じるチャンドランはインド系イギリス人俳優で、褐色の肌であることから、原作で明るい肌で描かれているビビ役に「ふさわしくない」との見方がインターネット上で浮上している。
こうした議論について、ワポル役のコレッティはInstagramスト-リーで反論を表明。「チャリスラは、尾田先生に直々に選ばれた。彼は自身のキャラクターについて、誰よりもはるかに深い知識と理解を持っている」と強調したうえで、原作のキャラクター設定に忠実であると説いた。
「事実を話そう。“ネフェルタリ”はエジプト人だ。エジプトはどこにある?中東だ。アラバスタ王国は中東や南アジアの文化を色濃く取り入れている。なのに、その役を演じる俳優が白人でないからという理由で文句を言っているのか?」

実際に尾田は、アラバスタが古代エジプトをモデルとしていることを、単行本17巻の質問コーナー「SBS」で認めている。また、チャリスラがルーツを持つインドのジョードプルも、「アラバスタ気分が味わえる」聖地としてファンの間では有名。作中の時計台とそっくりな建造物も存在する。
「チャリスラの起用は“キャラクターを変えている”のではない。尾田先生のビジョンを尊重しているんだ」とコレッティは主張。また、チャンドランもビビ役として「尾田先生の原作に素晴らしい敬意を表するだけでなく、スクリーンの中に自分を投影したいと願う少女たちに大きな勇気を与えるはずだ」と記している。
なお、尾田自身も2024年11月に公開されたレターにて、キャストの「選考は日本にいながら写真や動画で決定している」と明かしており、撮影地・ケープタウンを訪れた際はキャスト全員に対して「この人達で大正解だったー!!!」と確信した、と記していた。
「ONE PIECE」シーズン2はNetflixで2026年配信予定。
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Source:Teen Vogue