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【ネタバレ】実写「ONE PIECE」コビーは「海軍版ルフィ」? ─ 登場シーン増量のワケ

ONE PIECE
One Piece. (L to R) Armand Aucamp as Bogard, Morgan Davies as Koby in season 1 of One Piece. Cr. Joe Alblas/Netflix © 2023

Netflix実写シリーズ「ONE PIECE」では原作漫画から登場シーンが増えたキャラクターもいた。その1人が海軍に入ることを志す弱気な少年コビー。製作陣は、ドラマ版でのコビーの立ち位置にどのような想いを込めたのか。

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釣り船と間違えて海賊船に乗り込んでしまったコビーは、船長のアルビダに雑用として働かされるはめに。そんな中、樽の中で爆睡していたルフィと出会い、運命は大きく変わっていく。

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コビーの登場を巡る大まかな流れは原作から踏襲されていったが、ドラマ版ではコビーの役割が増量。漫画第1巻のシェルズタウンでルフィたちと別れた後、コビーが次に出てくるのは第45巻のウォーターセブン編だが、ドラマでは海軍中将のガープ直属の部下としてアーロパーク編まで登場した。

この大胆な変更には、ルフィとコビーの関係性をより際立たせようとした製作陣の想いがあった。脚本・製作を務めたスティーヴン・マエダは米Varietyでこう語っている。

「コビーは海軍版のルフィーにほかなりません。彼は、ルフィが海賊になりたいのと同じように、海軍に入りたいと思っています。2人を並行的に描くのは素敵なシンメトリーなんじゃないかと感じたんです。仲を深めていくにもかかわらず、敵同士にもなっていってしまうという。」

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ドラマ版では、無事海軍への入隊を叶えることができたコビーが、善と悪の間で揺れ動くシーンも繊細に描かれた。また、性悪な相棒ヘルメッポとの関係性についても掘り下げられ、ファンは2人のヒューマンドラマも堪能できたはずだ。マエダは米TV Lineとのインタビューで、「コビーには、行く先々で変わっていく人間関係を持って欲しかった」と説明。「最初は手強い敵だとしても、思いがけない友情を築いていくんです」。

ちなみに、コビーを海軍に迎え入れたガープ中将も原作漫画から登場が繰り上げられたキャラクターの1人。マエダによると、ガープが「ルフィの追っ手となる敵役に適している」との理由から、このような決断に至ったという。

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Source:VarietyTV Line

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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