実写「ONE PIECE」ゾロの「シャンクスって誰」発言は矛盾なのか?

Netflixの実写シリーズ「ONE PIECE」では、ゾロが気になる一言を発する。「シャンクスって誰だ?」というものだ。このセリフを巡り、米ScreenRantが「プロットホール」、つまり物語上の矛盾なのでは?と指摘している。いったいどういう事なのか。
この記事には、「ONE PIECE」の内容について言及しています。
「ONE PIECE」第2話「THE MAN IN THE STRAW HAT」序盤、シェルズタウンを後にしたルフィ一行は、何者かによって襲撃されてしまう。しばらくして意識を取り戻したルフィは、襲撃犯への対抗手段として、“憧れの海賊”赤髪のシャンクスの名前を出して「暴力では解決しない」と主張。ここで、ゾロがすかさずこう言う。「シャンクスって?(Who the hell is Shanks?)」。
ルフィとゾロは出会ったばかりだ。ゾロがルフィの恩人の名前を知らなくてもおかしくない。しかしScreenRantは、このセリフが矛盾だと指摘している。つまり、「“海賊狩り”の異名を持つゾロがシャンクスを知らないわけがないだろう」というものだ。
赤髪のシャンクスは新世界を支配する四皇の1人。漫画では、名も無いルフィが冒険に乗り出す頃にはすでに四皇の肩書きを手にしていたとされているから、その頃からシャンクスは世界で名の知れた海賊だったに違いない。クロネコ海賊団の元船長、百計のクロ(クラハドール)のことさえ知っていたゾロが、シャンクスを知らないということがあるのか。

ScreenRantは二つの考察を提示している。一つ目は、「ゾロはシャンクスがグランドラインに突入した後に海賊狩りを開始したのではないか」、つまりシャンクスの存在を認識していなかったというもの。もう一つが、「ゾロはシャンクスの名前を耳にしたことがあるが、かの有名な海賊と名も無いルフィに繋がりがあると信じられなかった」というものだ。
二つの考察はどちらももっともらしいが、これを証拠づけるものを劇中から拾うことは難しい。果たして、ゾロはシャンクスのことを本当に知らなかったのか。読者の皆さんはどう考える?
「ONE PIECE」はNetflix独占配信中。
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Source:ScreenRant