『オッペンハイマー』日本興収10億円突破

クリストファー・ノーラン監督『オッペンハイマー』が、2024年4月14日までに日本国内での累計興収が1,107,365,480円に到達したことがわかった。今年公開の洋画の中で、現時点で唯一の10億円突破作品となった。
第二次世界大戦下を舞台に、「原子爆弾の父」とされる科学者ロバート・オッペンハイマーの栄光と没落の生涯を描いた作品。その内容から日本での公開が危ぶまれ、ユニバーサル映画ながら日本配給は独立系のビターズ・エンドが買って出た。
本国アメリカでは2023年7月21日に公開されていた。現地では作品完成度の高さでたちまち評判となり、世界興収はマーベル映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:Vol.3』を凌いで年間3位。実在の人物を描いた伝記映画としては過去最高の9.7億ドルを記録した。
賞レースでも高い注目を集め、第96回アカデミー賞では作品賞を含む最多7部門を受賞。2023年の批評と興収の両面を制した最大の作品となった。
日本では3月29日より封切られた。緊張感もあったが、大きな混乱なども見られず、多くの映画ファンが鑑賞し、議論を行っているようだ。国内のランキングでは3週連続で洋画1位を獲得している。
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