『オッペンハイマー』日本公開日決定、海外メディアでも話題に

クリストファー・ノーラン監督『オッペンハイマー』の日本公開日が、2024年3月29日(金)に決定した──このニュースは、再び海外メディアでも広く取り上げられた。
第二次世界大戦下を舞台に、世界の運命を握った天才科学者ロバート・オッペンハイマーの半生を描いた本作は、1月23日、第96回アカデミー賞で最多13部門にノミネートされた。日本公開日が発表されたのはその翌日で、海外でも『オッペンハイマー』がオスカー最有力とみられるなか、日本公開に改めて大きな注目が寄せられた形だ。
もともと『オッペンハイマー』の日本公開に関しては、2023年7月の米国公開直後から「日本公開が決まっていない」として米Varietyが状況を報じるなど注目が集まっていた。2023年12月に日本公開決定の第一報が届けられた時点でも、数々の海外メディアがこのニュースを伝え、配給のビターズ・エンドによるコメントも英訳して紹介していたのだ。
今回、公開日決定の報道を伝えた主な海外メディアは、米Varietyのほか、米Deadline、米Rolling Stone、英Independentほか。いずれも『オッペンハイマー』の作品概要やアカデミー賞のノミネート状況のほか、史実と日本の関係、「バーベンハイマー(Barbenheimer)」騒動を含むこれまでの経緯をまとめて報じている。日本公開はアカデミー賞発表の2週間半後とあって、公開後の国内の反応にも熱い視線が注がれることになるかもしれない。
本作は第96回アカデミー賞にて、作品賞・監督賞・主演男優賞・助演女優賞・助演男優賞・脚色賞・撮影賞・美術賞・編集賞・衣装デザイン賞・メイクアップ&ヘアスタイリング賞・作曲賞・音響賞の最多13部門にノミネート。第81回ゴールデングローブ賞では、作品賞<ドラマ部門>・監督賞・主演男優賞<ドラマ部門>・助演男優賞・作曲賞の最多5部門を受賞した。
監督・脚本はクリストファー・ノーラン。出演者には主演のキリアン・マーフィーをはじめ、エミリー・ブラント、マット・デイモン、ロバート・ダウニー・Jr.、フローレンス・ピュー、ジョシュ・ハートネット、ケイシー・アフレック、ラミ・マレック、ケネス・ブラナーらが揃った。
映画『オッペンハイマー』は2024年3月29日(金)公開。
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Source: Variety, Deadline, Rolling Stone, Independent