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『オッペンハイマー』製作のカギは『TENET テネット』ロバート・パティンソン ─ 「彼が本を贈ってくれて、心を掴まれた」

TENET テネット
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いよいよ日本で劇場公開開始となった、クリストファー・ノーラン監督最新作『オッペンハイマー』。“原爆の父”と呼ばれた理論物理学者J・ロバート・オッペンハイマーの半生を描く本作と、2020年の『TENET テネット』の関連性について、ノーランがインタビューを通じて明かしている。

『TENET テネット』は、ジョン・デヴィッド・ワシントン演じる“主人公”とロバート・パティンソン演じる相棒ニールが、時間の逆行を用いて世界滅亡の危機を食い止めようとするスパイSFアクション。ムンバイの武器商人の妻であり、権力者でもあるプリヤは“主人公”に対し、時間逆行装置「アルゴリズム」の脅威について「世界初の原爆実験で、オッペンハイマー博士は連鎖反応が世界を飲み込むことを恐れた」と擬えて説明する。

ノーランは、『TENET』でオッペンハイマーについて言及したことについて、その意図をこのように語っている。

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「私が書いたのは、オッペンハイマーやマンハッタン計画の科学者たちは、史上初の装置、つまり史上初の核兵器の引き金を引いたとき、世界を滅ぼすであろう連鎖反応が始まってしまう可能性を完全には取り除くことができなかったということ。『TENET テネット』ではそのことを比喩として使いました。」

またノーランは、『オッペンハイマー』製作にはパティンソンからのささやかなアプローチが影響したことについても明かしている。「撮影終了時、彼がオッペンハイマーの1950年代のスピーチを掲載した本を贈ってくれたんです。我々の生活を永遠に変えてしまった恐ろしい結果に、偉大なる知性が向き合おうとしていることに心をつかまれました。」

パティンソンは『TENET』のニール役はもちろん、『オッペンハイマー』の製作においても重要な役割を果たした。「どうしてパティンソンを(『オッペンハイマー』に)起用していないんですか?」と突っ込まれたノーランは、「彼は忙しいから。ここのところ引っ張りだこですからね」と苦笑している。

Source: YouTube

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Yuka ShingaiYuka Shingai

携帯向け音楽配信事業にて社内SE、マーケティング業務に従事した後、妊娠・出産を機にフリーライターに転向。 映画とお酒と化粧品が好き。日課のオンライン英会話でもしょっちゅう映画の話をしています。

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