『エスター』第3作、まもなく撮影終了 ─ 再び前日譚、「世界を大胆に拡大」

“この少女、何かがおかしい”。人気ホラー映画『エスター』シリーズの第3作『Orphans(原題)』の撮影がまもなく終了することがわかった。米Deadlineが報じている。
本作は『エスター』シリーズの最新作にして、前作『エスター:ファースト・キル』(2022)の前日譚とのこと。第1作『エスター』(2009)は、ある裕福な家族に引き取られた孤児の少女エスターが、一家を恐怖に陥れるサイコホラーで、全世界興行収入7,791万ドルを記録した。13年越しの続編『エスター ファースト・キル』はその前日譚だったから、シリーズを追うごとにどんどん時間が巻き戻されている。
エスター役にはシリーズの顔であるイザベル・ファーマンが続投。第1作当時は10歳の少女として、第2作では23歳にして遠近法などのトリックを駆使し、CGのデジタル若返りに頼らずエスター役を演じきり観客を驚愕させた。
監督はウィリアム・ブレント・ベル、脚本はデヴィッド・コッゲシャル、編集はジョシュ・イーシアーと、前作『エスター:ファースト・キル』のタッグが続投。撮影監督には『アンティル・ドーン』(2025)『アナベル 死霊人形の誕生』(2017)のマキシム・アレクサンドルが新たに加わった。

プロデューサーには、製作を務めるダーク・キャッスル・エンターテインメントのノーマン・ゴライトリー、シリーズ過去2作を手がけたアレックス・メイス、同じく過去2作の脚本に携わったデヴィッド・レスリー・ジョンソン=マクゴールドリック。製作総指揮にはエスター役のファーマン、監督のベルも名を連ねている。
新作のプロットは不明だが、新たな出演者として「トゥルーブラッド」「ギフテッド 新世代X-MEN誕生」のスティーヴン・モイヤー、『グッドナイト・マミー』(2014)のスザンヌ・ウエスト、「ウエストワールド」のサイモン・マンが参戦。プロデューサーのゴライトリーは、「『エスター』ファンが愛し、望んできたどんでん返しや殺人の数々が、より魅力的なものになる」とコメントした。
また、米国配給を担当するリパブリック・ピクチャーズのセジン・クロニンジャーも、「ダーク・キャッスルが築き上げてきた、象徴的なシリーズの世界を大胆かつ予想外の方法で拡大します」と予告している。海外配給はライオンズゲート。
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Source: Deadline

























