ジェナ・オルテガ、「ウェンズデー」は「こんなに観られる作品にはならないと思っていた」

鬼才ティム・バートンが『アダムス・ファミリー』の世界に挑んだNetflixシリーズ「ウェンズデー」は、世界的に社会現象というべきヒット作となった。しかし主人公のウェンズデー役を演じたジェナ・オルテガは、本作がこれほどの人気を得るとは予想しておらず、そればかりか、大ヒットを望んでさえいなかったという。
2022年11月の配信開始後、「ウェンズデー」はわずか4週間でNetflixシリーズ(英語)史上歴代第2位の累計視聴時間を記録。2023年1月にはファン待望のシーズン2も正式に決定したが、英The Timesでは、オルテガが「これほどのリアクションは予想していませんでした」と告白している。
「(撮影で)ルーマニアにいたとき、キャストのあいだで、よく“この番組、どんな感じになると思う?”という話題になったのを覚えています。その話が一番盛り上がりました。私はその時、そんなにたくさん観られる作品にはならないと思っていたんです。誰かが見つけてくれる、素敵な小さな宝石のような作品になるんだろうなって。」
インタビュアーから「あまり有名にならないほうがよかったということですか?」と問われると、オルテガは意外にも「ええ」と肯定。かつてディズニー・チャンネルのコメディドラマ「ハーレーはド真ん中」(2016-2018)で主演を務めた経験を振り返り、自らの実感を語っている。
「(当時)私はちょっとした有名人になって、認知されることに慣れるようなところがありました。振り返ると、自分にふさわしくなかったと思うんです。自分がどこにいるのかわからなくて……初めてハリウッドを見つめると、ちょっと威圧的で、ちょっと困惑する部分があるんですよね。まるで自分がみんなのお姫様になったように感じて、自分が自分でない感覚でした。そこからペースを落としていき、いたって普通の生活をするようになったんです。」
この率直なコメントからは、華やかなショービジネスの世界に戸惑いを感じたオルテガの本心と、その優れたバランス感覚が窺える。「ウェンズデー」で名実ともにスターの仲間入りを果たしたオルテガだが、まだ弱冠20歳。前途有望な彼女のキャリアが、今後も健やかに育まれていくことを祈りたい。
Netflixシリーズ「ウェンズデー」は独占配信中。
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Source: The Times