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『X-MEN:アポカリプス』のアポカリプス登場シーン、セリフを全て撮り直していた ─ オスカー・アイザックのスーツがキュッキュ鳴るから

(C)2017 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

世界最初にして最強のミュータントであるアポカリプスが登場し、壮大なスケールで終末的世界を描いた映画『X-MEN: アポカリプス』(2016)だが、物語の恐怖の中心にあったアポカリプスの撮影シーンは奇妙な苦労とシュールさがつきまとっていたようだ。

ずっと座ってた

「あの役を了承したときは、まさかああなるとは知らず…。」米GQのビデオ・インタビューでオスカー・アイザックは、アポカリプス役の撮影について「かなり辛かった」と語った。オスカーは、素顔を忘れるほどの特集メイクを施して、青い肌と甲冑姿のアポカリプスを演じていたのだ。

「糊で塗り固められて、ラテックスと40ポンド(約18キロ)のスーツと、冷却用機器をずっと着ていなくちゃいけなくて。“大好きな役者さんたちと共演できるんだ”と思ってたんですけど、頭が動かせないから見れないんですよ。特注のサドルに座ってなくちゃいけなくて。そのサドルにしか座れないんです。テイクの間は冷却用テントに飛び込んでいたし。」

『X-MEN:アポカリプス』には、ジェームズ・マカヴォイやマイケル・ファスベンダー、ジェニファー・ローレンスを始めとする気鋭の役者らが多数出演。既に『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)ポー・ダメロン役などでブレイクしていたオスカー・アイザックも彼らとの共演を楽しみにしていたようだが、哀れなことに「誰とも話せなかったし、ずっと座ってました。動けないんです」という。「マスクとヘルメットの中は汗ばんでくるし。」

オスカー・アイザックがよく見えなかった共演者の皆さん。とても豪華です。
(C)2017 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

「ブーツの中はハイヒールになっていたから、歩くのも大変だった」とも明かし、何をするにも思うように動けなかったというアポカリプス姿のオスカー。その不自由さは撮影にも影響を及ぼしていた。

「動くたびにゴムとプラスチックがキュッキュいうんです。だから僕のセリフは全部後から録り直しているんですよ。」

改めて『X-MEN:アポカリプス』NGシーン集で舞台裏を確認すると、確かにオスカー演じるアポカリプスが動くたびに“キュッ、キュッ”とゴムやプラスチックが擦れる音が聞こえる。劇中では圧倒的な能力を見せつけたアポカリプスだが、ゴムの擦れる音を鳴らしながら迫るアポカリプスに対峙しなければならなかった共演者らの苦労も思いやられる。

もっとも、オスカーの場合は撮影後の苦労も大きかった。神になるとは、かくも大変なことなのだ。

「(特殊メイクを)外す時の方が最悪で、何時間もかけて剥がしてくんです。…それが『X-MEN:アポカリプス』でした。」

X-MEN:アポカリプス
6月9日発売
¥1,905+税
20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント
(C)2017 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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